ライフ

代謝の3分類の一つ 基礎代謝を高めるにはキツい運動は不要

 ダイエットや健康法、便秘や冷え性の解消などなど…。体に関するあらゆる場面で登場するのが「代謝」という言葉。よく聞く「代謝」だが、一体何なのだろうか? 肥満治療や生活習慣の改善指導を行う、よこはま土田メディカルクリニック院長・土田隆さんが解説する。

 * * *

 代謝とは、生きるために必要なエネルギーを作ること。代謝がいいということは、内臓の働きが活発ということでもあります。呼吸しているだけ、寝ているだけでもカロリーが消費されるからです。

 代謝には、【1】歩く・運動など体を動かす際に消費する“生活活動代謝”、【2】食べ物を消費するときに生じる“食事誘導性熱代謝”、【3】内臓を動かしたり体温を維持したりと生命活動に使う“基礎代謝”の3種類があります。

 なかでも基礎代謝は1日の総消費エネルギーの約7割を占めている重要な部分。眠っている間に肌の細胞分裂を促すなど、美しさや健康を保つ上で大切な働きをしています。

 基礎代謝は17~18才ころがピークで、その後、筋肉の衰えとともに減少していきます。また、基礎代謝が低いと脂肪を蓄積しやすく、肥満や生活習慣病を招く危険が高くなります。反対に基礎代謝が高い人は、カロリーを摂ってもエネルギーとして消費されやすく脂肪が蓄積されないので、太りにくいといわれています。

 基礎代謝は筋肉量に比例します。同じ体重でも脂肪が少なく筋肉量が多い人のほうが、基礎代謝は高くなります。そのためには、良質のたんぱく質を摂り、筋肉を増やすことが重要。とはいっても、ツライ筋トレをする必要はありません。普段の生活の中で正しい姿勢で歩くだけでも充分なんです。

※女性セブン2013年5月23日号

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”とは(左/YouTubeより、右/時事通信フォト)
《芸舞妓を自宅前までつきまとって動画を回して…》京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”「防犯ブザーを携帯する人も」複数の被害報告
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
『帰れマンデー presents 全国大衆食堂グランプリ 豪華2時間SP』が月曜ではなく日曜に放送される(番組公式HPより)
番組表に異変?『帰れマンデー』『どうなの会』『バス旅』…曜日をまたいで“越境放送”が相次ぐ背景 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト