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50代間男 相手女の夫に食事誘われ「なんでも食べて」で恐怖

 お互いに家庭のある身でありながら、ついつい男女の関係に……。不倫はその危うさゆえにこそ、溺れてしまうのかもしれない。しかし、ひとたび発覚すれば、待っているのは修羅場である。間男たちが経験した恐ろしすぎるエピソードを紹介しよう。

 * * *
 小さな広告事務所を経営するA氏(50代)は、仕事の関係で出入りしている30代女性と不倫関係に。彼女の夫は50代で、A氏とも仕事の関係で顔見知りだった。

「しかも彼は業界でかなり力のある人物。“絶対に関係がバレたらまずい”と思い、細心の注意を払って不倫を続けていました」(A氏)

 万が一、夫に見られても大丈夫なようにメールのやりとりでも仕事風の敬語を使い、密会の場所は郊外のラブホテル。しかし、ある時、彼女の夫が出張中だという機につけ込んで彼女のマンションに上がり込んだのが運の尽き。事態が急変したのは、その数日後のことだった。

「彼女がうちの事務所にいる時に、ダンナさんが突然訪ねてきて、『いつもお世話になっています。よかったら3人で食事でもいかがですか』というんです。私たちの関係を疑いつつも、確証が持てなかったのでしょう。ところが、食事中に彼女が僕のことを『この方、暑がりなのよ』『この方、辛いものが食べられないの』などとダンナさんに何気なく説明しているうちに、彼の表情がみるみる固まっていった。“ヤバイ”と思いましたよ」(A氏)

 それから、彼女がA氏の事務所を訪れる際には、必ず夫が同行するようになり、不倫関係は一時中断。しかし、我慢きしれなかったA氏は、夫が留守の間に、再び彼女のマンションへ。

「それから3日後の深夜、彼女のご主人にファミレスに呼び出されました。彼はニコニコしながら、『なんでも食べてください』というんですが、隣で彼女は真っ青になって震えている。私はすべてを察して、黙ってうつむいていました」(A氏)

 実は夫は出かけるふりをして、近所から家の出入りをうかがっていたというのである。彼女の夫に「なぜ呼び出したかわかってますね? もう会わないと約束するなら、今までのことはすべて水に流しましょう」と静かにすごまれ、A氏は黙ってうなずくしかなかったという。

※週刊ポスト2013年6月21日号

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