『国分太一のおさんぽジャパン』『有吉くんの正直さんぽ』(共にフジテレビ系)『モヤモヤさまぁ~ず2』(テレビ東京系)『若大将のゆうゆう散歩』(テレビ朝日系)など、今、お散歩番組が戦国時代を迎えている。
お散歩番組の先駆的存在といえば、地井武男さん(享年70才)がナビゲーターを務めた『ちい散歩』(テレビ朝日系)だが、散歩番組に詳しいライターの広川峯啓さんが「地井さんの後継者になるのでは」と高く評価しているのが、『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系)でリュックを担ぎ、バックパッカーのような風体でひとり歩く国分太一(38才)だ。
共同テレビジョンの今野貴之プロデューサーは、ハプニングこそ番組の魅力だと言う。
「ディレクターは事前にロケハンを行って資料を作りますが、国分さんにはあえて見せていません。疑問に思ったことや感じたことは通りすがりの町のかたに声をかけて聞いてみるなど『行き当たりばったり』の触れ合いを国分さん自身に楽しんでもらって、そこから生まれてくるものを大事にしています」
6月20日放送分では、千葉県香取市佐原をお散歩。造り酒屋に入った国分は、店のスタッフの案内を受けて『大吟醸 海舟散人』という幕末の偉人・勝海舟にあやかって名付けられた日本酒を試飲。
「あっさりしていますね。でも、やっぱり後からお米の香りが。なんか勝海舟になった気分がしますね」と言った後、「またこれ、オンエアを見たら、たいしたこと言ってないってパターンですよね」と苦笑い。
※女性セブン2013年7月11日号