芸能

視力低下の病に悩んだ藤圭子「光が失われないで」と娘を命名

 8月22日に東京・新宿の高層マンションから飛び降り、自殺した藤圭子さん(享年62)は、失明に対する恐怖と持ち続けていたという。

「藤さんのお母さんは徐々に視力が低下する病を抱えていたんですが、藤さんもまたヒカルさんがまだ生まれる前から視力が少しずつ低下していったんです」(音楽関係者)

 藤さんの母の病名は「網膜色素変性症」。3000人から8000人に1人が発症するといわれる難病だった。井上眼科病院の井上賢治院長が説明する。

「目の網膜にある視細胞と呼ばれる光を感じる細胞が著しく弱くなっていく病気です。原因ははっきりとはわかっていないのですが、子供や孫へ遺伝する可能性が高いといわれています」

 事実、藤さんだけでなく、兄で元歌手の藤三郎氏(63才)、また藤さんの姉も視力の低下に悩まされていた。藤さんが娘の宇多田ヒカル(30才)を授かった時に、いちばん心配したのもこのことだった。

 わが子の目からはいつまでも光が失われないでほしい。そう切なる願いを込めて「光」と名付けたのだという。

「ヒカルさんは藤さんから目のことを何度も聞かされていました。だから、“自分もいつかは失明してしまうかもしれない”という恐怖を抱いていたと思いますよ。そんな不安も、幸せな家庭へと彼女を駆り立てる要因のひとつになったのではないでしょうか」(前出・音楽関係者)

※女性セブン2013年9月19日号

関連記事

トピックス

米倉涼子
《新情報》イベントのドタキャン続く米倉涼子を支えた恋人の外国人ダンサー、日本を出国して“諸事情により帰国が延期”…国内でのレッスンも急きょキャンセル 知人は「少しでもそばにいてあげて」
NEWSポストセブン
約250人が列席した。大山さんが好きだった紫と白の花が飾られた祭壇の前で挨拶をする毒蝮三太夫さん(左)と十朱幸代さん
《大山のぶ代さん、一周忌追悼》26年間親しまれた、あなたの「ぼく、ドラえもん」を忘れない
週刊ポスト
出世街道を突き進む二所ノ関親方
《相撲協会、理事選のゆくえ》大の里の横綱昇進後初Vで注目が集まる二所ノ関親方の出世街道、飛び級で抜擢の可能性も ライバルだった元横綱・白鵬が退職したのも追い風
週刊ポスト
小川晶市長“ホテル通い詰め”騒動はどう決着をつけるのか(左/時事通信フォト)
《前橋・小川市長 は“生粋のお祭り女”》激しい暴れ獅子にアツくなり、だんベぇ踊りで鳴子を打ち…ラブホ通い騒動で市の一大行事「前橋まつり」を無念の欠席か《市民に広がる動揺》
NEWSポストセブン
歴史ある慶應ボート部が無期限で活動休止になったことがわかった(右・Instagramより)
《慶應体育会ボート部が無期限活動休止に》部員に浮上した性行為盗撮疑惑、ヘッドフォン盗難、居酒屋で泥酔大暴れも… ボート部関係者は「風紀は乱れに乱れていた」と証言
NEWSポストセブン
元大関・貴景勝
断髪式で注目の元大関・貴景勝 「湊川部屋」新設に向けて“3つの属性の弟子”が混在する複雑事情 稽古場付きの自宅の隣になぜか伊勢ヶ濱部屋の住居が引っ越してくる奇妙な状況も
NEWSポストセブン
京都を訪問された天皇皇后両陛下(2025年10月4日、撮影/JMPA)
《一枚で雰囲気がガラリ》「目を奪われる」皇后雅子さまの花柄スカーフが話題に 植物園にぴったりの装い
NEWSポストセブン
本誌直撃に“対立候補レンタル”を否定していた田中甲・市長(左)
《音声入手スクープ》市川市の田中甲・市長、市長選で“ダミー対立候補レンタル”の証拠音声 「もう一人立てましょう」「それ込みで2000万円渡した」
週刊ポスト
香川県を訪問された秋篠宮妃紀子さまと次女・佳子さま(2025年10月3日、撮影/JMPA)
《母娘の秋色コーデ》佳子さまはベージュ、紀子さまはホワイトのセットアップ アクセサリーはパールで共通もデザインで“違い”を見せられた
NEWSポストセブン
イベントの“ドタキャン”が続いている米倉涼子
《女優・米倉涼子に異変》体調不良でイベント“ドタキャン”が相次ぎ…8月からインスタの更新はストップ「お答えいたしかねます」回答
NEWSポストセブン
永野芽郁に業界からラブコール
《金髪写真集をフィリピンで撮影済み》永野芽郁、すでに民放キー局から「連ドラ出演打診」も…今も業界から評価される「プロ意識」
NEWSポストセブン
“ラブホテル通い”を認めた小川晶・前橋市長
《前橋市長が利用した露天風呂付きラブホ》ベッド脇にローテーブルとソファ、座ると腰と腰が密着…「どこにどのように着席して相談したのか」疑問視される“部屋の構造”
週刊ポスト