芸能

TV局「コネ採用」 即効性あるも長期的には創造性枯渇の恐れ

 日本テレビに勤務するみのもんたの次男(31)が、窃盗未遂容疑で逮捕された事件は注目を集めた。しかし驚くべきは、みのもんたの長男がTBS、次男が日テレと、2人の息子が揃ってテレビ局に在籍していたことだ。

 各局を見渡せば、芸能界、政財界、スポーツ関係など、様々なジャンルのVIPの子弟がズラリ。

 コネ採用は麻薬のようなものだ。スポンサーや広告主などとの関係を良好にするという即効性はあるが、長期的に見ればクリエイティブな企画を送り出す人材の枯渇状態を作りかねない。これはテレビ局にとって何より致命的なことだ。

 さらにいえば、今回のみのの次男の一件のように「コネ社員」による不祥事が起これば、テレビ局や、コネを使った有名人の受けるダメージは測りしれない。テレビ局が視聴者より、いかにタレントやスポンサーの顔を窺っているかが白日の下に晒されてしまう。

 みのは会見で、「私のせがれじゃなかったら、こんな騒ぎにはならなかっただろう」「30過ぎて子供がいる男に“親が責任を”なんて、それは日本だけだ」と口にした。

 それは確かに正論だ。しかし、そんな歳になるまで「親のコネ」で子供を甘やかし続けたみの自身、そしてテレビ局の“責任”については語らずじまいだった。テレビ局と有名人子弟の“親和性”は、今後も「勘違いテレビマン」を量産し続けるのかもしれない。

※週刊ポスト2013年10月4日号

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