芸能

宝塚時代の檀れい トップ娘役に抜擢され猛烈ないじめに遭遇

 9月25日に放送された『出張!徹子の部屋』(テレビ朝日系)では、宝塚歌劇団創立100周年を記念して寿美花代(81才)、鳳蘭(67才)、真琴つばさ(48才)、檀れい(42才)という元タカラジェンヌたちが一堂に会し、司会の黒柳徹子(80才)らと座談会を繰り広げた。その中でゲスト出演していたオアシズ・大久保佳代子(42才)が何気なくこう口にした。

「女の世界なので、笑いながらも、裏でピリピリしたものがあるんじゃないかなって…」

 その発言に真琴が檀の顔を見ながら、「私がいじめた経験は檀れいさんしかいないです! 泣かせました!」と言い放った。

 先輩の思わぬ発言に困惑したのか、檀は、「そんな…そんなことないです。舞台に対しては、とても厳しい先輩だったんですけど、根底に愛情があるので、一生懸命、真琴さんの後をついていった感じです」と必死にフォローしたものの、その表情は明らかに曇っていた…。

 1999年、当時月組トップ娘役だった風花舞(42才)の退団によって、月組トップスターとして絶大なる人気を誇っていた真琴の相手役に大抜擢された檀。しかし、実は檀の同期で歌も踊りも上手と評判だった千紘れいか(40才)が、相手役に選ばれると目されていた。

「蓋を開けてみれば、選ばれたのは檀さんでした。これにショックを受けた千紘さんは、内緒で劇団四季のオーディションを受けて、宝塚を電撃退団してしまうんです。結果として檀さんが千紘さんを追い出す形となってしまいました」(宝塚関係者)

 以来、檀は宝塚内部からもファンからも猛烈なバッシングやいじめを受けることに。

「ファンレターの中にカミソリが入っていたこともあったそうです。楽屋口を出るときに、ファンに足を引っかけられたりというのは日常茶飯事だったみたいですよ」(別の宝塚関係者)

 月組の中でも檀は孤立していった。

「誰からも食事に誘われたりすることはなく、毎日のように檀さんはメイク室で泣きながら、ひとりでたまごかけご飯を食べていたそうです」(前出・宝塚関係者)

 ステージでは華やかに振る舞っていても、舞台の裏ではいつも涙を流していたという檀。そんな彼女に声をかけたのが真琴だった。

「真琴さんは檀さんを食事に誘い、“歌や踊りは努力でうまくなるけど、見た目のきれいさはどんなに努力してもなれない。だから自信を持ちなさい”と励ましたそうです」(前出・宝塚関係者)

 孤独な思いを抱えていた檀は、その真琴の言葉に救われたという。そして少しずつだが元気を取り戻し始めた檀は真琴にこんなお願いをした。

「私と仲よくしてください」

 しかし、真琴から返ってきた言葉は、「あなたとは仲よくしたくない」という言葉だった…。この思いがけない真琴の言葉に、檀は泣き崩れたという。

「真琴さんにしてみれば、“仲よくなりすぎてしまうと、緊張感が保てなくなり、いい舞台ができないから”という思いだったんです。でも、ようやく信頼できる人ができたと思っていた檀さんからしてみれば、ショックは大きかったみたいですよ…」(前出・宝塚関係者)

 こんなトラウマの数々が、宝塚退団から8年もの年月が経った今でも檀の脳裏には残っていて、番組内での困惑した表情となってしまったのだろう。

※女性セブン2013年10月24・31日号

関連記事

トピックス

都内の人気カフェで目撃された田中将大&里田まい夫妻(時事通信フォト/HPより))
《ファーム暮らしの夫と妻・里田まい》巨人・田中将大が人気カフェデートで見せた束の間の微笑…日米通算200勝を目前に「1軍から声が掛からない事情」
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
新横綱・大の里(時事通信フォト)
《横綱昇進》祖父が語る“怪物”大の里の子ども時代「生まれたときから大きく、朝ご飯は2回」「負けず嫌いじゃなかった」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ヤクザが路上で客引きをしていた男性を脅すのにトクリュウを呼んで逮捕された(時事通信フォト)
《ヤクザとトクリュウの上下関係が不明に》大阪ミナミでトクリュウを集めて客引き男性を脅して暴力団幹部が逮捕 この事件で”用心棒”はどっちだったのか 
NEWSポストセブン
2013年大阪桐蔭の春夏甲子園出場に主力として貢献した福森大翔(本人提供)
【10万人に6例未満のがんと闘う甲子園のスター】絶望を支える妻の献身「私が治すから大丈夫」オリックス・森友哉、元阪神・西岡や岩田も応援
NEWSポストセブン
新横綱・大の里(時事通信フォト))
《地元秘話》横綱昇進の“怪物”大の里は唯一無二の愛されキャラ「トイレにひとりで行けないくらい怖がり」「友達も多くてニコニコしてかわいい子だったわ」
NEWSポストセブン
ミスタープロ野球として、日本中から愛された長嶋茂雄さんが6月3日、89才で亡くなった
長島三奈さん、自身の誕生日に父・長嶋茂雄さんが死去 どんな思いで偉大すぎる父を長年サポートし続けてきたのか
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
金髪美女インフルエンサー(26)が “性的暴力を助長する”と批判殺到の「ふれあい動物園」企画直前にアカウント停止《1000人以上の男性と関係を持つ企画で話題に》
NEWSポストセブン
逮捕された波多野佑哉容疑者(共同通信)。現場になったラブホテル
《名古屋・美人局殺人》「事件現場の“女子大エリア”は治安が悪い」金髪ロングヘアの容疑者女性(19)が被害男性(32)に密着し…事件30分前に見せていた“親密そうな様子”
NEWSポストセブン
東京・昭島市周辺地域の下水処理を行っている多摩川上流水再生センター
《ウンコは資源》排泄大国ニッポンが抱える“黄金の資源”を活用できてない問題「江戸時代の取引金額は10億円前後」「北朝鮮では売買・窃盗の対象にも」
NEWSポストセブン
ブラジル公式訪問中の佳子さま(時事通信フォト)
《佳子さまの寝顔がSNSで拡散》「本当に美しくて、まるで人形みたい」の声も 識者が解説する佳子さま“現地フィーバー”のワケ
NEWSポストセブン