芸能

タモリ コージー冨田と共演しないのはタモリ流の美学との説

 来年3月で終了する『笑っていいとも!』を始め、数多くの番組に出演しているタモリ(68才)。多くのタレントと共演しているが、決して共演しない人がいる。タモリのネタでおなじみのものまね芸人・コージー冨田(46才)だ。

 コージーは、「あれっ? 髪切った?」、「んなぁ~こたぁーない」というタモリの口調をまねし、服装から髪形、細かい仕草までを再現。先日もタモリのネタでイベントに登場するなど、各方面から引っ張りだこの人気ものまね芸人だ。素人時代は『笑っていいとも!』に出演し、タモリの目の前でものまねを披露したことがあるが、プロになってからは一度も、共演していない。

「コージーは共演したいと思っているはずで、共演がないのはタモリさんの意向があると思います。タモリさんがコージーの芸を認めていないとか、激怒しているとか、さまざまな説がいわれています。

 ただ、タモリさんが本当に嫌がっていれば、コージーだってあれだけずっとネタをやるのは難しいわけで、タモリさんが怒っているということはないはず。とはいえ、はっきりとした理由は不明です」(バラエティー番組スタッフ)

『笑っていいとも!』の終了発表後は、ネット上では「3月までにタモリさんとコージーの共演シーンを見てみたい」なんて期待の声も出ている。

 タレントにとっては、自分のものまねをされるというのはある意味、おいしいネタとなるはず。同じお笑い界なら、笑福亭鶴瓶はコージーと共演しているし、明石家さんまは原口あきまさと何度もバラエティー番組でからんでいる。最近の例では、前田敦子が共演こそしてないもののキンタロー。の芸をCMでネタにしたこともある。タモリはどうしてコージーと共演しないのか?

 お笑い評論家のラリー遠田さんは次のように語る。

「タモリさんは自分の事を語りたがらない人です。何も言わない、説明しない美学みたいなものを持っていて、それが理由なのではないでしょうか」

 どういうことか? 

「例えば『笑っていいとも!』が終わる理由も、疲れたとか、視聴率がとれなくなったとか、一切言わなかったですよね “来年3月に終わります”と言っただけ。周囲にもほとんど説明していないそうです。そういう美学がある人なんです。“どうしてそういうことをやるんですか?”と聞かれて、語るのが好きじゃないんです。

 ものまねは、タモリさんのキャラクターや癖、芸を、ある意味では分析されてしまいますよね。分析されてまねされて、さらにデフォルメされる。実はこういう口癖があるとか、こういうトーク運びをするとか、ちょっと大げさに見せられてしまう。自分のものまねをする人と共演するというのは、自分の芸を目の前で分析されている感じになってしまうわけで、タモリさんにとっては自ら芸を説明するのと同じことなんです。それはタモリさんが貫いている美学に反することだと思います」(ラリー遠田さん)

 もともとタモリの芸は、テレビで放送できないような内容であることから「密室芸」と称されていた。その芸風は本来、誰にもまねできないはずだが…。

関連記事

トピックス

石橋貴明、現在の様子
《白髪姿の石橋貴明》「元気で、笑っていてくれさえすれば…」沈黙する元妻・鈴木保奈美がSNSに記していた“家族への本心”と“背負う繋がり”
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
「タダで行為できます」騒動の金髪美女インフルエンサー(26)が“イギリス9都市をめぐる過激バスツアー”開催「どの都市が私を一番満たしてくれる?」
NEWSポストセブン
川崎春花
【トリプルボギー不倫の余波】日本女子プロ2022年覇者の川崎春花が予選落ち 不倫騒動後は調子が上向かず、今季はトップ10入り1試合のみ「マイナスばかりの関係だった」の評価も
NEWSポストセブン
ドバイのアパートにて違法薬物所持の疑いで逮捕されたイギリス出身のミア・オブライエン容疑者(23)(寄付サイト『GoFundMe』より)
「性器に電気を流された」「監房に7人、レイプは日常茶飯事」ドバイ“地獄の刑務所”に収監されたイギリス人女性容疑者(23)の過酷な環境《アラビア語の裁判で終身刑》
NEWSポストセブン
「中野駅前大盆踊り大会」前夜祭でのイベント「ピンク盆踊り」がSNSを通じて拡散され問題に
《中野区長が「ピンク盆踊り」に抗議》「マジックミラー号」の前で記念撮影する…“過激”イベントの一部始終
NEWSポストセブン
Aさんの乳首や指を切断したなどとして逮捕、起訴された
「痛がるのを見るのが好き」恋人の指を切断した被告女性(23)の猟奇的素顔…検察が明かしたスマホ禁止、通帳没収の“心理的支配”
NEWSポストセブン
『東宝シンデレラ』オーディション出身者の魅力を山田美保子さんが語ります
《第1回グランプリは沢口靖子》浜辺美波、上白石姉妹、長澤まさみ…輝き続ける『東宝シンデレラ』オーディション出身者たちは「強さも兼ね備えている」
女性セブン
9月6日から8日の3日間、新潟県に滞在された愛子さま(写真は9月11日、秋篠宮妃紀子さまにお祝いのあいさつをするため、秋篠宮邸のある赤坂御用地に入られる様子・時事通信フォト)
《ますます雅子さまに似て…》愛子さま「あえて眉山を作らずハの字に落ちる眉」「頬の高い位置にピンクのチーク」専門家が単独公務でのメイクを絶賛 気品漂う“大人の横顔”
NEWSポストセブン
川崎市に住む岡崎彩咲陽さん(当時20)の遺体が、元交際相手の白井秀征被告(28)の自宅から見つかってからおよそ4か月
「骨盤とか、遺骨がまだ全部見つかっていないの」岡崎彩咲陽さんの親族が語った “冷めることのない怒り”「(警察は)遺族の質問に一切答えなかった」【川崎ストーカー殺人】
NEWSポストセブン
シーズンオフをゆったりと過ごすはずの別荘は訴訟騒動となっている(時事通信フォト)
《真美子さんとの屋外プール時間も》大谷翔平のハワイ別荘騒動で…失われ続ける愛妻との「思い出の場所」
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
【七代目山口組へのカウントダウン】司忍組長、竹内照明若頭が夏休み返上…頻発する「臨時人事異動」 関係者が気を揉む「弘道会独占体制」への懸念
NEWSポストセブン
海外から違法サプリメントを持ち込んだ疑いにかけられている新浪剛史氏(時事通信フォト)
《新浪剛史氏は潔白を主張》 “違法サプリ”送った「知人女性」の素性「国民的女優も通うマッサージ店を経営」「水素水コラムを40回近く連載」 警察は捜査を継続中
NEWSポストセブン