ライフ

ポイントカード 年間8万3000円分貯めるヘビーユーザーも

「ポイントは、うまく貯めれば資産になります」

 こう語るのは、ポイントサービス交換案内の無料サイト『ポイント探検倶楽部』(ポイ探)代表の菊地崇仁さん。銀行の普通預金金利が0.02%などの超低金利時代に、ポイントカードの多くは1%程度貯まるので、銀行に預けておくよりお得というわけ。でも、ポイントカードを何枚も持っているのに、うまく使いこなせていない人が多い、と菊地さんは指摘する。

「最近は買い物だけでなく、サイトを見たり、アンケートに答えることで、無料でポイントを貯めることもできるようになりました。そうした情報を集めることが、ポイントを貯めるためにはとても重要なのです」(菊地さん)

 なかでも今注目されているのが、提携店が急増している、コンビニを中心に使える「Tカード」と「Pontaカード」だ。

【Tカード】
 提携先が多いため「貯まりやすい」のがTカードの最大のメリットと菊地さん。今年7月、ヤフーとポイントを統合し、“使える”幅も広がった。ファイナンシャルプランナーの花輪陽子さんは、『Yahoo!公金支払い』に注目する。

「対応している地方自治体の固定資産税、自動車税、国民健康保険料、水道料金も、Tポイントでの支払いが可能になりました(ネット経由)。こうした“絶対に支払わなければならない支出”をポイントでまかなえるのはお得です」(花輪さん)

【Pontaカード】
 提携店が増加しているPontaカードは、スマホのアプリやウェブでのポイント獲得サービスが充実している。

「Pontaはローソンの“お試し引換券”がかなりお得」と前出・菊地さん。

 店内設置の端末LoppiでPontaカードをスキャンすると、随時更新される対象商品から好きな商品が選べて引換券が発行される。券とその商品を持ってレジに行くと、わずかなポイントで商品と引き換えられるのだ。

「基本は1ポイント1円なのですが、引換券使用で換算すると、1ポイント=3円程度までアップしている計算になるものも」(菊地さん)

 11月からJALとファミリーマートが業務提携するなど、今後ますますポイントの“貯め方”は多様化していく。

「“ポイ探”ユーザーは、平均年間8万3000円分のポイントを貯めています。ただ、普通のかたでも、情報を集めれば年に5万円分貯めることは可能です。

 それには、どんな少額な買い物でもクレジットカードや電子マネーで決済すること。クレジットカードのポイント(マイル)も貯まるので一石二鳥です。消費税アップ分くらいは、来年貯められるはずです」(菊地さん)

 まめにコツコツが“ポイント”です。

※女性セブン2013年11月21日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬の宮城野親方
元・白鵬の宮城野部屋を伊勢ヶ濱部屋が“吸収”で何が起きる? 二子山部屋の元おかみ・藤田紀子さんが語る「ちゃんこ」「力士が寝る場所」の意外な変化
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。  きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。 きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン