岩隈は当初、ポスティングでのメジャー移籍を目指していたが、相手球団との折り合いがつかず、1年間楽天に“残留”することになった。本人は原因の一つに代理人との連絡不足を認めていたが、「ポスティングで少しでも球団にお金が入れば恩返しになる」という彼の願いは、叶わなかった。

「その意味では今回だって、星野仙一監督はじめ、フロント陣はすでにヒヤヒヤしていますよ。強化費として田中の移籍で生じる、いわゆる“田中マネー”をアテにして、国内FAで片岡治大(西武)、大竹寛(広島)のダブル獲得を目指しているのですから。星野監督などは、“田中が残る、残らないで予算が変わる”と親しい記者に漏らしていますが、本音でしょうね。

 律儀な性格の田中のこと、岩隈と同じように、“どうせ行くなら恩返し”と考えているでしょうから、ポスティングの重要性も考えた方がいい」(楽天担当記者)

 また、岩隈は渡米直後、開幕15試合目まで出場機会すらなく、その後も不慣れなリリーフでの登板となり、14試合で防御率4.75と大苦戦した。しかし夏頃から本来の先発に戻ると、8勝して防御率も2.65に改善された。

「実はこの先発転向と同時期に、岩隈は代理人を敏腕として知られるベテランに変更している。それまで嫌がらせのように冷や飯を食わされていたのが、代理人を変えた頃に急に待遇が変わったから、代理人側が何か仕掛けたのではないかといわれた」(在米スポーツジャーナリスト)

 契約も、当初は1年だったが、その後2年1400万ドルの再契約を獲得し、今季は14勝6敗、サイ・ヤング賞の候補に上がるほどの成績に結びつけることができた。

※週刊ポスト2013年12月6日号

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