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手帳にKの印 キャバクラをカラオケと言い張り夫婦危機回避

 夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回寄せられたのは、商社勤務のご主人(35歳)。奥様(38歳)の誕生日に「お宝探し」を思いついたそうですが……。

 * * *
 先日、夫婦を対象にしたあるアンケートを読んでいたら、「プレゼントで嬉しい物」という項目で、夫の第6位に「何もいらない」が入ってるんです。男って奥ゆかしいですよね。相手からのプレゼントに期待する金額も、夫の回答は1万4006円で、妻は倍の2万8161円。やっぱり、女って欲張りなんですかね。

 それで、今年の10月30日の奥さんの誕生日は「現金が一番喜ぶだろう」と、僕のお小遣い3万円を家の中に隠し、「10分間制限でお宝探し」にすることに。でも、必死でテレビの裏などを探し始めた奥さんを見てすぐ僕は自分の失敗に気付きました。これだと、奥さんが僕の持ち物や引き出しの中身を堂々とチェックできてしまうんです!

 カバンを開けて中を調べ、手帳も紙幣が挟まってないかチェックです。そして「何、これ?」。僕が手帳の日付の所に書き込んだアルファベットに気づき、首を傾げます。ヤバイ! 実は僕、自分だけわかるようにアルファベットで“ウラの予定”を付けてるんです。

 奥さんとのエッチは「H」で、その他に麻雀は「M」とか、遊びの回数も記録しています。奥さん、「H」の日付を見てすぐに「夫婦でエッチした日ね!」と気付いたようです。さらに、「ねぇ、この『K』は?」。キャバクラに行った日です! アッ、でもよく考えたら、キャバクラの頭文字は「C」……。「そ、それはカラオケの『K』だよ!」

 良かったぁ。「フォトグラフ」の頭文字を「P」じゃなくて「H」と書いた後輩を笑えなくなったけど。

※週刊ポスト2013年12月20・27日号

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