離婚をする夫婦が3組に1組とも言われる現代。高校生と小学生の子をもつ埼玉県在住の主婦Aさん(44才)は、まさに今、裁判所を通じて夫との離婚調停中だ。ただし、離婚をする場合、ある程度のお金は欲しいもの。
「最初は家族のためと思って、月に1万円ほどへそくっていたんです。そんなとき、2年前に夫がリストラにあって無職状態に。私がパートをしながら生活費をやりくりしていたら、夫は“おれが働かなくても、なんとかなるだろ?”とまったく働かなくなってしまいました」(Aさん)
生命保険の解約で戻ってきたお金や、節約、アルバイトで貯めたへそくりがついに今年200万円を超えたことで、離婚の決心がついたという。
「へそくりがあってよかったです。家を出ようにも、まとまったお金がないとアパートも借りられないし、新生活の家財道具も買えない。母子家庭になれば、行政からの助成金もあるし、私が働けば親子3人なんとかやっていける」
なけなしのへそくりを支えに、すでに気持ちは前を向いている。
※女性セブン2014年1月9・16日号