ライフ

クロス箸 人間性は無関係主張の筆者に「疑われて当然」の声

 今年1年はどんな年だったのか、当サイトで反響が大きかったコラムで振り返ってみよう。(取材・文=フリーライター神田憲行氏)

 * * *
1.ドイツの教師 校外で煙草吸う生徒目撃しても注意しない理由
https://www.news-postseven.com/archives/20130210_170585.html

 大阪市立桜宮高校バスケットボール部で体罰を苦にして部員が自殺した事件を端緒に、体罰で揺れた1年だった。ネットではこの監督の意見に「正論」と賛同する声が圧倒的だったが、実際にはこのような人は少ない。そこにこの問題の難しさがある。

2.さかなクン 中学時代にカブトガニ孵化に成功した偉業を語る
https://www.news-postseven.com/archives/20130506_185924.html

 「さかなクン」はネットで人気のあるタレントのひとり。恐らく謎めいたプロフィールが、みんなの好奇心をそそるのだろう。お会いしてみるとこらちが恐縮してしまうぐらい腰の低い方だった。ネットでは「さかなクンさん」ではなく「さかなクン」と呼んでいいことに注目が集まった。

3.甲子園の高校球児 熱中症対策のためベンチは冷房効いている
https://www.news-postseven.com/archives/20130816_205778.html

 基本的にコラムはSNSなどでみんなが疑問に思っていることを取材して、解消するようなものを心がけている。その典型がこのコラム。猛暑の夏のなかで高校野球をする是非を問う声が多かったので高野連に取材した。「ちゃんとケアされていて安心した」という人もいれば、「じゃ応援団はどうなるんだ」と別の論点を持ち出す人もいて、つくづく高校野球はネットでは好かれていないと実感した。

4.やなせたかし氏 兵隊時代の記憶が「絶対的な正義」に導いた
https://www.news-postseven.com/archives/20131015_222552.html

 10月13日に亡くなられたやなせたかし先生の想い出として書いた。コラム中に紹介した、震災をうけて私がやなせ先生にしたインタビュー記事はいまだに多くの人々に読まれている。まだもっといろんな言葉を残してほしい方だった。

5.クロス箸は婚活で不利 「人間性まで判断される」との証言も
https://www.news-postseven.com/archives/20131215_231358.html

 世相とは全く関係なく私個人の疑問からコラムにしたところ、大きな反響があった。異性からどのように見られているのか、いつも大きな関心事なのだろう。クロス箸派の私としては「箸の持ち方で人間性を云々されるのはかなわない」という気持ちで書いたのだが、「疑われて当然」という声が多く、だいぶライフが削られました。

関連キーワード

関連記事

トピックス

部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《「策士」との評価も》“ラブホ通いすぎ”小川晶・前橋市長がXのコメント欄を開放 続投するプラス材料に?本当の狙いとは
NEWSポストセブン
女性初の首相として新任会見に臨んだ高市氏(2025年10月写真撮影:小川裕夫)
《維新の消滅確率は90%?》高市早苗内閣発足、保守の受け皿として支持集めた政党は生き残れるのか? 存在意義が問われる維新の会や参政党
NEWSポストセブン
2021年ドラ1右腕・森木大智
《悔しいし、情けないし…》高卒4年目で戦力外通告の元阪神ドラ1右腕 育成降格でかけられた「藤川球児監督からの言葉」とは
NEWSポストセブン
滋賀県を訪問された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月25日、撮影/JMPA)
《すぐに売り切れ》佳子さま、6万9300円のミントグリーンのワンピースに信楽焼イヤリングを合わせてさわやかなコーデ スカーフを背中で結ばれ、ガーリーに
NEWSポストセブン
注目される次のキャリア(写真/共同通信社)
田久保真紀・伊東市長、次なるキャリアはまさかの「国政進出」か…メガソーラー反対の“広告塔”になる可能性
週刊ポスト
送検のため奈良西署を出る山上徹也容疑者(写真/時事通信フォト)
《安倍晋三元首相銃撃事件・初公判》「犯人の知的レベルの高さ」を鈴木エイト氏が証言、ポイントは「親族への尋問」…山上徹也被告の弁護側は「統一教会のせいで一家崩壊」主張の見通し
NEWSポストセブン
この笑顔はいつまで続くのか(左から吉村洋文氏、高市早苗・首相、藤田文武氏)
自民・維新連立の時限爆弾となる「橋下徹氏の鶴の一声」 高市首相とは過去に確執、維新党内では「橋下氏の影響下から独立すべき」との意見も
週刊ポスト
元・明石市長の泉房穂氏
財務官僚が描くシナリオで「政治家が夢を語れなくなっている」前・明石市長の泉房穂氏(62)が国政復帰して感じた“強烈な危機感”
NEWSポストセブン
新恋人のA氏と腕を組み歩く姿
《そういう男性が集まりやすいのか…》安達祐実と新恋人・NHK敏腕Pの手つなぎアツアツデートに見えた「Tシャツがつなぐ元夫との奇妙な縁」
週刊ポスト
女優・八千草薫さんの自宅が取り壊されていることがわかった
《女優・八千草薫の取り壊された3億円豪邸の今》「亡き夫との庭を遺してほしい」医者から余命宣告に死の直前まで奔走した土地の現状
NEWSポストセブン
左から六代目山口組・司忍組長、六代目山口組・高山清司相談役/時事通信フォト、共同通信社)
「六代目山口組で敵う人はいない」司忍組長以上とも言われる高山清司相談役の“権力” 私生活は「100坪豪邸で動画配信サービス視聴」も
NEWSポストセブン
35万人以上のフォロワーを誇る人気インフルエンサーだった(本人インスタグラムより)
《クリスマスにマリファナキットを配布》フォロワー35万ビキニ美女インフルエンサー(23)は麻薬密売の「首謀者」だった、逃亡の末に友人宅で逮捕
NEWSポストセブン