国内

政治家のブログ 政策書くと将来の自分の幅狭める危険あり

 2009年7月にスタートした、小泉進次郎衆院議員のブログが、現在まで2200本が投稿され、進次郎議員の政治活動と日常を知るために、貴重な窓口となっている。そこで、進次郎議員のブログについて、2009年の衆院選進次郎議員と同じ選挙区で戦い、敗れたよこくめ勝仁さんが語る。

 * * *
 政治家のブログとしては政策がほとんど書かれていないので内容が浅く見えてしまう。また、原発など国民の意見が割れるような踏み込んだ話もない。これは「政治家なら政策を書け」「卑怯だ」という批判が出てもおかしくありません。

 政治家がブログなどで政策を発表すると、支援が広がって世の中を動かす可能性が高まるという利点があります。その反面、将来の自分の幅を狭める危険もある。たとえば大臣になったときに、以前と政策が変わっていたら「このときと意見が違う」と言われてしまいます。そのリスクを回避するために、ブログの政治ネタに関しては、一線を引いているのでしょう。

 そんな“逃げ”の姿勢も見えますが、批判がないのは進次郎さんの存在感。普段の発言から薄っぺらい人間ではないとわかっているので、ブログで多少力が抜けていても許される。進次郎さん“本体”とブログがうまいことリンクして、さらなる“小泉進次郎ブランド”を確立していると思います。

※女性セブン2014年2月27日号

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