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2014.03.07 11:00  週刊ポスト

中国大気汚染 習主席が街頭で深呼吸してみせるも悪化の一途

大気汚染が深刻な中国・北京市内のビジネス街

「高層マンションなのに部屋に太陽の光があまり差し込まず、向かいのビルもほとんど見えません」

 と語るのは、写真を撮影した北京在住のジャーナリスト宮崎紀秀氏。暗く沈んでよく見えないのは撮影上のミスではない。

 2月21日、大気汚染によって史上最悪の「オレンジ警報」が出された北京の街の様子だ。オレンジの一段前のイエロー警報が出てわずか1日でレベルが上昇。その後も警報虚しくPM2.5の濃度は上昇し、日本基準の11倍を越えた。この惨状に政府系機関ですら、「人類の居住に適さないレベル」と突き放すほどだ。

 ことは中国だけにとどまらない。韓国では流れてきた汚染物質で視界が悪化し、飛行機50便が欠航。日本でも福岡県の観測値が25日から急上昇し、基準値を超えた。 

 毎年、大気汚染で100万人以上が死亡し、8億人が呼吸困難に陥っているといわれる中国。悪化の一途を辿る状況に、習近平主席がとった対策は、自ら街頭に出て「深呼吸するパフォーマンス」というから、開いた口が塞がらない。いや、塞がないともっと危ないか。

■撮影/宮崎紀秀

※週刊ポスト2014年3月14日号

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