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女子大生の東大男子争奪戦 白百合と聖心が2強に割って入る

 最近の女子大生の恋愛事情はどうなっているのか?

「いまの女子大生って、 婚活という言葉を高校時代からさんざん聞いてきたから、常に結婚を意識しているんです。卒業までに条件のいい彼氏をゲットしないと、という気持ちはありますよ」(名門女子大のリオさん)

 彼女たちが狙う頂点に位置するのは、やはり東大男子だ。

「最近はアルバイトでホストをやる子もいるし、高校時代からギャル男系の雑誌に載って、遊びまくっていた男の子も。自分の商品価値をわかっているから、女の子を見る目も厳しいんです」(同前)

 東大は女子率が2割しかなく、近隣女子大とのインカレ(複数の大学による)サークルが多い。そこでは熾烈な争奪戦が展開されているという。

「同じスポーツ系サークルのマネージャーでも、東大の女の子は一生懸命に日焼けして、女子大の子は一生懸命に日傘を差す。そのくらい温度差がある。女子大の子は常に一人称が『私がぁ~』の会話ばかりで面白くないから、女同士の交流はほぼない(笑い)」(東大生のアヤコさん)

 特に人気なのは、数十あるテニスサークル。入るには見た目の“セレクション”があることも。そこでライバル心を燃やす二大勢力が伝統校の東京女子大(東女=トンジョ)と日本女子大(本女=ポンジョ)だ。東女のキョウコさんは言う。

「東女は地味めなのが受ける。『彼女にするなら本女かフェリス女学院、嫁にするなら東女』って言われます(笑い)」

 一方、本女のミナコさんはこう言ってはばからない。

「本女のほうが東女よりオシャレでレベルは高いですよ。アナウンサーの山岸舞彩さんが本女出身だから、派手めの可愛い女子がいるイメージがついた気がします」

 この二強に割って入るのが、白百合女子大と聖心女子大だ。

「お嬢様系っていうだけでコロっといく東大生もいますからね。実際はそうでもないのに(笑い)。オジサン世代にはいまだに東女・本女の伝統ブランドが人気だけど、現役世代では通用しづらいかも」(同前)

 そんなバトルをよそに、一歩リードは、女子大で最高偏差値を誇るお茶の水女子大。東大生と交際3年目のミクさんは、「話がわかるのはお茶女」だと言われるそう。

「他の女子大よりもちょっとイモっぽいけど、優等生の雰囲気が安心するみたいですよ。東大男子って、女の子がただ悩みを聞いて慰めてほしいだけの時でも無駄に建設的なアドバイスやダメ出しに走りがち。お茶女の子は、そういうのも上手く受け止められる。ほとんどが、お互いが初めての彼氏彼女で、そのまま結婚を意識しています」

文■六本木華子(フリーライター)

※週刊ポスト2014年3月21日号

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