ライフ

古い油やドブ・野良犬… 加齢臭前30~40代男性のニオイ評価

 電車通勤をする20代会社員の由紀さん(仮名)は、朝の通勤ラッシュを“苦行”や“拷問”と感じることがある。自宅の最寄駅から電車に乗ると、まだ春先だというのに、こもったような、ひどい臭いがすることがあるからだ。「朝の通勤のときだけ臭う」と由紀さんは言う。

「初めて嗅いだときは、誰か古い油で揚げたものでも、持ち込んだのかと思ったんですが、一週間くらいして原因が分かりました。朝だけ一緒になる40歳くらいの男性のうち、何人かの後ろに立つと強烈に臭うんです。加齢臭ってもっと、じわじわくるものでしょう? でも脳みそをぐりぐり押されているような、独特のニオイなんですよ」

 由紀さんが同僚に通勤電車の“苦行”について話すと、同じような悩みが次から次へと飛び出した。30代の先輩からは「最近、ダンナのニオイが気になるようになったのを指摘した」という打ち明け話も。その先輩によれば、脂臭さが際立つその臭いは「ミドル脂臭」と呼ばれるもので、特に後頭部が要注意。「だから毎晩、頭をしっかり洗えているか、お風呂上りの夫を一緒にチェックしている」そうだ。

 大手化粧品メーカー・マンダムが調査結果をまとめた「男と女のニオイ白書Vol.1」によると、30~49歳の夫を持つ女性に対して、「夫のニオイ(体臭)が気になりだしたタイミングは?」という質問には「結婚後」と回答したのが75.4%。また「ニオイが気になり出した時の、夫年齢は?」では、「35~39歳」が最も多い31.9%となった。

 さらに「夫のニオイが気になるのはどんな場所か?」という質問には、「特定の場所ではなく近くにいるとき」(60.9%)、「寝室に入ったとき」(48.9%)、「すれ違うとき」(22.1%)など、実際に夫のニオイに悩まされる妻は珍しくない。この結果に従えば、四六時中、夫は臭いと思われている――と言っても、過言ではないのかもしれない。妻やパートナーの立場としては、自分自身が感じるニオイへの不快感だけでなく、夫やパートナーが男性として“妻に大事にされてないイメージ”“臭いが気になるほど、近づかない距離感なのでは?”といった、かわいそうな評価になっている懸念も。

 ちなみに前出調査のフリーアンサーでは、そのニオイを「汗くさい」「脂(油)くさい」「もわっとして嫌なニオイ」と形容。すごいものでは「野良犬のようなニオイ」「インスタント焼きそばの腐ったようなニオイ」「ドブのようなニオイ」といった回答も出たほどだ。

関連記事

トピックス

東京都慰霊堂を初めて訪問された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年10月23日、撮影/JMPA)
《母娘の追悼ファッション》皇后雅子さまは“縦ライン”を意識したコーデ、愛子さまは丸みのあるアイテムでフェミニンに
NEWSポストセブン
2023年に結婚を発表したきゃりーぱみゅぱみゅと葉山奨之
「傍聴席にピンク髪に“だる着”姿で現れて…」きゃりーぱみゅぱみゅ(32)が法廷で見せていた“ファッションモンスター”としての気遣い
NEWSポストセブン
渡邊渚さんの最新インタビュー
渡邊渚さんが綴る「PTSDになった後に気づいたワーク・ライフ・バランスの大切さ」「トップの人間が価値観を他者に押しつけないで…」
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKI(右/インスタグラムより)
《趣里が待つ自宅に帰れない…》三山凌輝が「ネトフリ」出演で超大物らと長期ロケ「なぜこんなにいい役を?」の声も温かい眼差しで見守る水谷豊
NEWSポストセブン
ルーヴル美術館での世紀の強奪事件は瞬く間に世界を駆け巡った(Facebook、HPより)
《顔を隠した窃盗団4人組》ルーブル美術館から総額155億円を盗んだ“緊迫の4分間”と路上に転がっていた“1354個のダイヤ輝く王冠”、地元紙は「アルセーヌ・ルパンに触発されたのだろう」
NEWSポストセブン
活動休止状態が続いている米倉涼子
《自己肯定感が低いタイプ》米倉涼子、周囲が案じていた“イメージと異なる素顔”…「自分を追い込みすぎてしまう」
NEWSポストセブン
松田聖子のモノマネ第一人者・Seiko
《ステージ4の大腸がんで余命3か月宣告》松田聖子のものまねタレント・Seikoが明かした“がん治療の苦しみ”と“生きる希望” 感激した本家からの「言葉」
NEWSポストセブン
“ムッシュ”こと坂井宏行さんにインタビュー(時事通信フォト)
《僕が店を辞めたいわけじゃない》『料理の鉄人』フレンチの坂井宏行が明かした人気レストラン「ラ・ロシェル南青山」の閉店理由、12月末に26年の歴史に幕
NEWSポストセブン
森下千里衆院議員(共同通信社)
《四つん這いで腰を反らす女豹ポーズに定評》元グラドル・森下千里氏「政治家になりたいなんて聞いたことがない」実親も驚いた大胆転身エピソード【初の政務三役就任】
NEWSポストセブン
ナイフで切りつけられて亡くなったウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(Instagramより)
《19年ぶりに“死刑復活”の兆し》「突然ナイフを取り出し、背後から喉元を複数回刺した」米・戦火から逃れたウクライナ女性(23)刺殺事件、トランプ大統領が極刑求める
NEWSポストセブン
『酒のツマミになる話』に出演する大悟(時事通信フォト)
『酒のツマミになる話』が急遽差し替え、千鳥・大悟の“ハロウィンコスプレ”にフジ幹部が「局の事情を鑑みて…」《放送直前に混乱》
NEWSポストセブン
『週刊文春』によって密会が報じられた、バレーボール男子日本代表・高橋藍と人気セクシー女優・河北彩伽(左/時事通信フォト、右/インスタグラムより)
「近いところから話が漏れたんじゃ…」バレー男子・高橋藍「本命交際」報道で本人が気にする“ほかの女性”との密会写真
NEWSポストセブン