「現在は民間の学童保育所を経営し、その一環として子供たちにダンスを教えています。大学卒業後にアメリカに渡り、1か月間だけですがダンスで収入を得る機会を持ったことが忘れられない経験であり、今の自分の基礎です。だから爽と、爽の姉がダンスを続けているのは正直に嬉しいし、感謝しています。僕も夢を見続けられますから。いつかはダンスの本場アメリカに、留学してくれたらいいですね」(内田さん)
そう考える背景には、自分自身が父親にしてもらったことを“子供にしてあげたい”という想いがあった。
「大学を出ても『就職せずにアメリカに行きたい』と言い、その後も『起業したい』とわがままを言った僕に、父は“やってみなさい” と背中を押してくれ、お金の面で厳しいことを察すると、さりげなくフォローもしてくれました。僕の子供たちが夢を持つようになった今、あの頃の父のように、子供の夢を後押しできる存在に、僕もなりたいですね」(内田さん)