芸能

向井亜紀 昨年8月にS状結腸がんで極秘の摘出手術受けていた

 向井亜紀(49才)が昨年夏、極秘入院してがん手術を受けていたことが分かった。

「がんの手術を受けることを伝えると、子供たちは大きなショックを受けてしまって…。ですから、手術した事実をメディアに取り上げられ、子供たちをさらに不安にさせたくないという思いから、これまで公表を控えてきたんです」(向井)

 この事実をキャッチしたのは3月下旬のこと。しかしこの1年、司会を務める生放送番組『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)を彼女が休んだこともなく、彼女のブログでも被災地で精力的にボランティア活動を行ったり、ディズニーランドで遊ぶ元気な様子などが綴られていたため、当初はにわかには信じがたい情報だった。

 だが、取材を進めると、昨年8月に最先端のがん治療で知られる都内の病院に入院していたことが判明。その事実を向井にぶつけると、重い口を開き、ゆっくりと自らの病気について語り始めた──。

 1994年に元プロレスラーの高田延彦(52才)と結婚した向井。6年後の2000年9月には第一子の妊娠が判明した。だが、その直後、子宮頸がんが発覚。同年11月に摘出手術を受けた。

 術後の経過が悪かった向井は、その後も手術を繰り返した。2006年には、子宮摘出によって機能を失っていた右腎臓を摘出している。そして今回、大腸に新たながんが見つかったのだった。

「子宮摘出手術を受けてから、毎年検査を受けてきました。昨年6月のPET-CT検査で大腸に異常が見つかり、内視鏡検査で詳しく調べると、S状結腸がんのステージIIだということがわかったんです。これまでに20回近く手術を受けている私のお腹の中には癒着があり、腹腔鏡手術ができない状態だったため、開腹して、18cmほど腸を取り除く手術を受けたんです」(向井)

 医学博士の狭間研至氏は、向井を襲ったがんについて、こう話す。

「S状結腸とは大腸の一部で、便を作り、それがたまる部分に当たります。このがんの発症原因は、肉など動物性脂肪を摂取し、それが長く腸の中に留まり酸化することなどがあげられます。ステージIV(4)まで進行すれば、5年生存率も13.7%という死に直結する病気なんです」

 定期的な検査が奏功し、早期で発見された向井のがん。だが、向井は毎週の生放送レギュラー番組を持っていたため、手術は同番組の生放送がなかった8月中旬に行われた。

「週1の生放送でしたから、番組を休むとスタッフに心配をかけてしまうと思ったので。それまでにも、右の腎臓を取ったり、人工血管を入れたり、お腹を開いて中の状態を整えてきました。ですから今回も、まずは手術をして、もし深刻な病状だったら、番組を休むなり、芸能活動をやめて治療に専念しようと考えていたんです。でもおかげさまで、がんは意外ときれいに取れて、お腹にテーピングをして番組に出演できる状態だったので、そのまま仕事に復帰しました」(向井)

※女性セブン2014年5月8・15日号

関連記事

トピックス

六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
宮城県栗原市でクマと戦い生き残った秋田犬「テツ」(左の写真はサンプルです)
《熊と戦った秋田犬の壮絶な闘い》「愛犬が背中からダラダラと流血…」飼い主が語る緊迫の瞬間「扉を開けるとクマが1秒でこちらに飛びかかってきた」
NEWSポストセブン
高市早苗総理の”台湾有事発言”をめぐり、日中関係が冷え込んでいる(時事通信フォト)
【中国人観光客減少への本音】「高市さんはもう少し言い方を考えて」vs.「正直このまま来なくていい」消えた訪日客に浅草の人々が賛否、着物レンタル業者は“売上2〜3割減”見込みも
NEWSポストセブン
全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン