国内

死亡事故被害者遺族 千野志麻に「一生、憎みます」と告げた

 長野県・軽井沢――日本有数の別荘地のなかでも、ひと際目立つ1000坪の敷地に立つモダンな二階建ての一軒家。昨年夏に完成し、土地建物合わせて計2億円という、この豪邸は、千野志麻(36才)夫妻の別荘だ。

 千野といえば、昨年1月、静岡県沼津市内のホテル駐車場で、男性(享年38)を自ら運転する車でひいてしまう死亡事故を起こしてしまった。

 その後、自動車運転過失致死容疑で書類送検されていたが、昨年12月、静岡簡易裁判所から罰金100万円の略式命令が下され、即日納付。刑事事件としては、これで“決着”となったようだ。

 千野は、ようやく双子の男児(5才)と長女(3才)の母親として再び前を向き始めたようだ。冒頭の別荘は2011年に土地を購入。建物は昨年6月ごろに完成したという。

「千野さん一家は、ほぼ毎週末、別荘で過ごしているようです。お子さんたちのお友達も招いて、パーティーを開き、から揚げなどを作って、おもてなしをしているようです。 自分がふさぎ込んでいる間、子供たちに心配をかけたので、その恩返しといったところでしょう」(千野の知人)

 だが、男性の親族は、深い悲しみのなかからいまだ抜け出せていない。男性の母親・A子さんが、今の心情を明かしてくれた。 千野は、事故後の月命日には必ず、夫とともにA子さん宅を訪れていた。

「彼女は、ほとんどしゃべらないんですが、“一生かけて償っていきます”と言ってました。だけど、私たちの心の傷は絶対癒されることはありません。だから、はっきり言ったんです。“一生、憎みます”と」(A子さん)

 今年1月2日で事故から1年が経った。A子さんによれば、千野は、1月4日を最後にA子さん宅を訪れていないという。

「お墓のほうには行っているらしいですが、1年過ぎたらここには来ないような状況ですからね。誠意があるとは思いにくいです。私は、裁判を起こそうとは思っていません。ただ…心の償いをしてほしいとだけ思っております」(A子さん)

※女性セブン2014年5月8・15日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト
『あんぱん』“豪ちゃん”役の細田佳央太(写真提供/NHK)
『あんぱん』“豪ちゃん”役・細田佳央太が明かす河合優実への絶対的な信頼 「蘭子さんには前を向いて自分の幸せを第一にしてほしい。豪もきっとそう思ったはず」
週刊ポスト
韓国アイドルグループ・aespaのメンバー、WINTERのボディーガードが話題に(時事通信フォト)
《NYファッションショーが騒然》aespa・ウィンターの後ろにピッタリ…ボディーガードと誤解された“ハリウッド俳優風のオトコ”の「正体」
NEWSポストセブン
「第65回海外日系人大会」に出席された秋篠宮ご夫妻(2025年9月17日、撮影/小倉雄一郎)
《パールで華やかさも》紀子さま、色とデザインで秋を“演出”するワンピースをお召しに 日系人らとご交流
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(左/共同通信、右/公式サイトより※現在は削除済み)
《“やる気スイッチ”塾でわいせつ行為》「バカ息子です」母親が明かした、3浪、大学中退、27歳で婚約破棄…わいせつ塾講師(45)が味わった“大きな挫折
NEWSポストセブン
池田被告と事故現場
《飲酒運転で19歳の女性受験生が死亡》懲役12年に遺族は「短すぎる…」容疑者男性(35)は「学校で目立つ存在」「BARでマジック披露」父親が語っていた“息子の素顔”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
NEWSポストセブン