ビジネス

販売数日本一ソフトに従う株取引 平均で年率40%の利益出す

 平日の日中は仕事が忙しくてトレードする時間が取れないという悩みを抱える個人投資家は多い。それを一気に解決してくれるのが銘柄選定から発注までやってくれる「自動売買システム」だ。市販のシステムトレードソフトもあるが、自分で独自のソフトを開発している人たちがいる。いわば「独自開発系」トレーダーだ。

 コンピューターのプログラミングにそれなりの知識があることが条件だが、たとえばトレード・サイエンス社が無償提供している投資判断プログラム「カブロボ」をベースにすれば、独自のシステムトレードソフトをつくることができる。

 カブロボをアレンジした独自のソフトで仮想の運用成績を競うコンテストも開かれている。今まで10回行なわれて延べ約2万人が参加。第1回コンテスト優勝者のカブロボの仮想運用成績は年利回り換算で何と332%に達した。

 カブロボ・コンテストに参加した経験がある東京大学大学院工学系研究科の鳥海不二夫・准教授が語る。

「すでに個人投資家でも証券会社の注文まで全自動で行なってくれるプログラムを利用して株取引をしている人がいます。最近ではツイッターで話題になっている情報を大量に集めて分析することで、86.7%の精度で日経平均など株価指数の上下を予測できるという研究成果も発表され、システムトレードのプログラムへの応用が考えられている。今後さらに進化したソフトを作成する投資家が登場する可能性は高いと思います」

 実は、プログラミングの知識がない一般投資家でもカブロボによる自動取引投資を利用できる。カブロボ・コンテストで優秀な成績を収めるなどして実力が評価された複数のカブロボを組み合わせて株式を運用するファンドが販売されているのだ。

 この「日本株ロボット運用投信(カブロボファンド)」は東日本大震災で株式市場が激動した2011年3月に、日本株アクティブファンド、つまりファンドの運用担当者が相場観や運用方針に基づいて、投資する銘柄を選ぶ投資信託393本の中で運用実績1位に輝いたことで話題となった。

トピックス

6月6日から公開されている映画『国宝』(インスタグラムより)
【吉沢亮の演技が絶賛】歌舞伎映画『国宝』はなぜ東宝の配給なのか 松竹は「回答する立場にはございません」としつつ、「盛況となりますよう期待しております」と異例の回答
NEWSポストセブン
さいたま市大宮区のマンション内で人骨が見つかった
《さいたま市頭蓋骨殺人》「マンションに警官や鑑識が出入りして…」頭蓋骨7年間保管の齋藤純容疑者の自宅で起きた“ある異変”「遺体を捨てたゴミ捨て場はすごく目立つ場所」
NEWSポストセブン
大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
フランスが誇る国民的俳優だったジェラール・ドパルデュー被告(EPA=時事)
「おい、俺の大きな日傘に触ってみろ」仏・国民的俳優ジェラール・ドパルデュー被告の“卑猥な言葉、痴漢、強姦…”を女性20人以上が告発《裁判で禁錮1年6か月の判決》
NEWSポストセブン
ホームランを放った後に、“デコルテポーズ”をキメる大谷(写真/AFLO)
《ベンチでおもむろにパシャパシャ》大谷翔平が試合中に使う美容液は1本1万7000円 パフォーマンス向上のために始めた肌ケア…今ではきめ細かい美肌が代名詞に
女性セブン
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
告発文に掲載されていたBさんの写真。はだけた胸元には社員証がはっきりと写っていた
「深夜に観光名所で露出…」地方メディアを揺るがす「幹部のわいせつ告発文」騒動、当事者はすでに退職 直撃に明かした“事情”
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン