でもドラマのタッチはあくまで軽やで成熟している。深刻ぶったり告発調ではない。だから、「楽しく」考えこまされてしまった、というわけです。
NHKが「おわこん」と言う。それは自虐ではなくて、冷静な現状把握。そこからしか、レボリューションは始まらない。何かがたしかに変わりつつある。つまりこのドラマは全然「おわこん」じゃなかった。自己批評力を潜めた、味わい深いドラマでした。
論じるべき「おわこん」ドラマは、もっと別にあるのでは? 開局*周年とか鳴り物入りの夏の注目ドラマの中に。それはまた次回触れたいと思います。