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最近注目「水耕栽培レタス」とは? 普通のレタスと食べ比べ

種まきから3週間、全盛期を迎えた水耕栽培レタス

夏が到来し、昼間はもちろん、夜も寝苦しい日々が続いているが、安眠するためには、身近な食材「レタス」が良いらしい。

レタスの茎や葉を切ったときにしみ出る白い液体には、ラクチュコピクリンという鎮静作用を持つ化学物質が含まれているそう。その効果は、古代ギリシャの薬草学の時代から伝えられ、現代でも広くレタスの鎮静効果が安眠につながると信じられているのだ。そんなレタスで今、注目されているのが「水耕栽培レタス」。

■水耕栽培レタスとは

土の畑に植えず、水で育てる「水耕栽培」は、根が養分と空気を効率良く吸うため成長が速い、土壌づくりがいらないため手間が少ない、屋内や水槽内で栽培できるため害虫の被害が少ない(農薬も減らすことができる)といったさまざまなメリットが知られている。

■水耕栽培レタス食べ比べ

普通のレタスと水耕栽培のレタス、味に違いはあるのだろうか。水耕栽培レタスを育てている、五反田のコワーキングスペース「コンテンツ」で食べ比べてみた。

まずはロメインレタス(いわゆる“普通の”レタス)。味は濃く、シャキシャキとした歯ごたえ。チャーハンなど、炒めものにも向く。一方水耕栽培レタスのうち、ヨーロッパの非結球レタスの品種改良種は、葉がやわらかく肉厚で、味はうすい。食感がよいため、焼き肉を巻いて食べるのも良さそう。

水耕栽培レタスである「フリルレタス」は、葉もうすく、味もうすい。葉がうすく使いやすいため、見た目のグリーンとしてサラダなどに添えると良いかもしれない。

■水耕栽培キットのレタス

「コンテンツ」内で栽培されているレタスをその場で収穫。他の水耕栽培レタスと似た品種ではあるが、それらよりも葉に立体感を持っており、苦いと感じるほど味が濃く、鮮度のよさを感じる。やはり採れたては味が違うということを感じさせられた。

食べた品種は「ジェンティリナグリーン」で、1袋800円前後(液体肥料と栽培スポンジ付属、キット代別)。「コンテンツ」を運営する有限会社ノオトの宮脇さんによると、種まきをしてから2~3週間で、幅544×奥行262×高さ305ミリメートルの水槽いっぱいにレタスが生い茂るそう。

ひとくちに「レタス」と言っても、さまざまな種類がある。水分を多く含むレタスは、夏においしく、楽しみながら食べたい野菜の一つだ。

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