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「酒は百薬の長」 酒飲みの言い訳でなく実際活動能力が高い

 長寿大国ニッポンには今や100才以上の高齢者が5万人超暮らしている。長生きするなら、健康でキレイにいたいもの。運動以外に生活習慣で心がけるべきことはなにか。

「酒は百薬の長」という言葉がある。お酒好きな人たちの言い訳かと思っていたら、実はあながち間違いでもないらしい。

『なにをどれだけ食べたらよいか。』(ゴルフダイジェスト社刊)の著者で日本応用老年学会理事長の柴田博氏が言う。

「健康な百寿者にはお酒を嗜む人は多い。2合くらいまでの飲酒は長生きに役立つという調査もあります」

 柴田氏が70才の男女422人を「飲酒習慣のある人」「ない人」「酒をやめた人」の3つのグループに分けて10年間追跡調査したところ、最も活動能力を高く保っていたのは「飲酒習慣のある人」だった。逆に活動能力が最も低くなったのが「酒をやめた人」たちだったのだ。

「この調査では、飲酒をする人のライフスタイルも健康長寿に関係していることが浮かび上がった。お酒を飲む人には体をよく動かす傾向が見られました。スポーツをする習慣があり、さらに人とのつきあいも多い。ゴルフをした後、仲間と一杯、というのがいいようです。逆に、お酒をやめた人は運動習慣や人との交流が減ってしまう傾向があり、それが健康の悪化にも影響している」(柴田氏)

 また、東京都健康長寿医療センター研究所研究部長の遠藤昌吾氏も、脳の健康の観点から適度な飲酒を推奨する。

「軽いストレスがあると記憶力が上昇するといわれていますが、逆にストレスが多すぎると記憶力が低下します。ストレスを軽減するために、楽しく適度にお酒を飲むのはいいと思います」(遠藤氏)

 ただし、アルコールが残った状態で寝ると安眠の妨げとなるので、「寝酒」には要注意。また、脳の活性化という点では、ギャンブルなどの勝負事も有効だ。

「どうしたら勝てるかと脳をよく使うだけでなく、競馬や麻雀で“勝った!”“負けた!”と情緒を活性化させることが脳にいい影響を与えます」(柴田氏)

※女性セブン2014年8月21日・28日号

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