国際情報

香港で108億円の史上最高額不動産売り出し 1平米5000万円

 香港で8億1910万香港ドル(約108億1200万円)もの超高級不動産物件が売りに出された。これは、香港では史上最高値となる。さらに、1平方メートル当たりの価格が約5000万円と、単位面積当たりの価格としても世界最高値だ。香港には近年、中国大陸からの資本が急速に流入しており、今回の物件の購入者も中国絡みかどうか関心が高まっている。

 この物件は香港の不動産最大手、新鴻基地産(サンフンカイ・プロパティーズ)が売り出したもので、香港の最高級住宅街であるビクトリア・ピーク周辺の一等地に位置する「ハウスNo.1」。

 同社の「Twelve Peaks」開発プロジェクトの一つで、ビクトリア・ピーク周辺に12の高級住宅を建設し売り出すというものだ。このなかでも、ハウスNo.1は最高級物件だ。広さ433平方メートルで、4ベッドルーム、プール、庭園、屋根裏テラス、2台分の駐車スペースが備わっている。

 これまでの香港での最高額物件は同じくビクトリア・ピーク周辺の普楽道(ポロックス・パス)10番地にある2011年に売り出されたもので、当時の値段は8億香港ドルで、今のレートでは108億1200万円。広さは556平方メートルとハウスNo.1よりも広いので、1平方メートル当たりの値段は1900万円とハウスNo.1のほぼ5分の2と割安だ。

 いま香港中が、だれがこの最高級物件を購入するかに注目している。最近は膨大な額の中国マネーが香港に流れ込んでおり、香港中心部の不動産物件は軒並み大幅に値上がりしており、1年前の2倍や3倍になっているのはざらだ。

 香港政府は「このような高級物件が売り出されたことで、香港全体の不動産価格を押し上げる原因になるのではないか」と警戒感を強めており、今後の不動産価格の推移に神経を尖らせているという。

関連キーワード

関連記事

トピックス

24才のお誕生日を迎えられた愛子さま(2025年11月7日、写真/宮内庁提供)
《12月1日に24才のお誕生日》愛子さま、新たな家族「美海(みみ)」のお写真公開 今年8月に保護猫を迎えられて、これで飼い猫は「セブン」との2匹に 
女性セブン
新大関の安青錦(写真/共同通信社)
《里帰りは叶わぬまま》新大関・安青錦、母国ウクライナへの複雑な思い 3才上の兄は今なお戦禍での生活、国際電話での優勝報告に、ドイツで暮らす両親は涙 
女性セブン
東京ディズニーシーにある「ホテルミラコスタ」で刃物を持って侵入した姜春雨容疑者(34)(HP/容疑者のSNSより)
《夢の国の”刃物男”の素顔》「日本語が苦手」「寡黙で大人しい人」ホテルミラコスタで中華包丁を取り出した姜春雨容疑者の目撃証言
NEWSポストセブン
石橋貴明の近影がXに投稿されていた(写真/AFLO)
《黒髪からグレイヘアに激変》がん闘病中のほっそり石橋貴明の近影公開、後輩プロ野球選手らと食事会で「近影解禁」の背景
NEWSポストセブン
秋の園遊会で招待者と歓談される秋篠宮妃紀子さま(時事通信フォト)
《陽の光の下で輝く紀子さまの“レッドヘア”》“アラ還でもふんわりヘア”から伝わる御髪への美意識「ガーリーアイテムで親しみやすさを演出」
NEWSポストセブン
ニューヨークのイベントでパンツレスファッションで現れたリサ(時事通信フォト)
《マネはお勧めできない》“パンツレス”ファッションがSNSで物議…スタイル抜群の海外セレブらが見せるスタイルに困惑「公序良俗を考えると難しいかと」
NEWSポストセブン
中国でライブをおこなった歌手・BENI(Instagramより)
《歌手・BENI(39)の中国公演が無事に開催されたワケ》浜崎あゆみ、大槻マキ…中国側の“日本のエンタメ弾圧”相次ぐなかでなぜ「地域によって違いがある」
NEWSポストセブン
24才のお誕生日を迎えられた愛子さま(2025年11月7日、写真/宮内庁提供)
《24歳の誕生日写真公開》愛子さま、ラオス訪問の準備進めるお姿 ハイネックにVネックを合わせて顔まわりをすっきりした印象に
NEWSポストセブン
韓国・漢拏山国立公園を訪れいてた中黒人観光客のマナーに批判が殺到した(漢拏山国立公園のHPより)
《スタバで焼酎&チキンも物議》中国人観光客が韓国の世界遺産で排泄行為…“衝撃の写真”が拡散 専門家は衛生文化の影響を指摘「IKEAのゴミ箱でする姿も見ました」
NEWSポストセブン
渡邊渚アナのエッセイ連載『ひたむきに咲く』
「世界から『日本は男性の性欲に甘い国』と言われている」 渡邊渚さんが「日本で多発する性的搾取」について思うこと
NEWSポストセブン
“ミヤコレ”の愛称で親しまれる都プロにスキャンダル報道(gettyimages)
《顔を伏せて恥ずかしそうに…》“コーチの股間タッチ”報道で謝罪の都玲華(21)、「サバい〜」SNSに投稿していた親密ショット…「両親を悲しませることはできない」原点に立ち返る“親子二人三脚の日々”
NEWSポストセブン
世界中でセレブら感度の高い人たちに流行中のアスレジャーファッション(左・日本のアスレジャーブランド「RUELLE」のInstagramより、右・Backgrid/アフロ)
《広瀬すずもピッタリスパッツを普段着で…》「カタチが見える服」と賛否両論の“アスレジャー”が日本でも流行の兆し、専門家は「新しいラグジュアリーという捉え方も」と解説
NEWSポストセブン