ライフ

「日本一の宝くじ売り場」先頭に並ぶ人々の考えと過去の実績

 あいにくの曇り空もあって、少し肌寒い一日となった9月19日。それでも、有名宝くじ売り場には、販売初日を迎えたオータムジャンボ宝くじを求めて、多くの宝くじファンが集まり、熱気がムンムン。

 徹夜も辞さない先頭集団に話を聞くと、出るわ出るわの宝くじトーク。『西銀座チャンスセンター』(東京都中央区)のレポートを。

 宝くじ好きなら、一度はその名前を耳にしたことがあるであろう、日本一の売り場との呼び声も高い同売り場。2012年に億当せん10本、2013年に4本、今年のサマージャンボでも1等・前後賞合わせて6億円を出している、まさに東の横綱だ。

 今回、“いちばん乗り”を果たしたのは、山浦さん(長野・60才)、恩田さん(埼玉・65才)、佐藤さん(神奈川・70才)、鈴木さん(神奈川・68才)の男性4人組だった。全員が同売り場に通って20年以上という大ベテラン。発売前日の18日午前10時頃から、寝袋とキャンプ用のいすでスタンバイ! おしゃべりしながら夜を明かしたそう。

「年5回のジャンボ宝くじの発売初日にだけ集まる“腐れ縁”みたいなもんです。“あの人毎回並んでるなー”と思って話しかけたのがきっかけ。文字通り、宝くじ仲間です(笑い)」(恩田さん)

 20年以上買い続けてるんだから、さぞ目を見張るような当せん実績が…と思いきや、揃って「なかなか当たらないよ」と寂しい返事。

 ところがよくよく聞くと、佐藤さんは、今年のサマージャンボで計12万円が当せん。そのお金で今回のオータムジャンボを購入するという。やっぱり当たってるじゃん!と記者が驚いていると…。

「12万円がすごい? 言っとくけど、サマージャンボで購入したのは30万円分だからね(苦笑)。でも夢を買ってるんだからいいの!」

 他の3人も、億当せんはないものの、宝くじの購入を心から楽しんでいる様子だ。

「7年前に10万円が当たったんだけど、その10万円で“縁起がいい”ってシロヘビを買ったの。ヘビって脱皮するじゃない? でもその皮を捨てるに捨てられなくて困ってたら、“皮が欲しい”って言う人がいたのね。それから、いろんな人に配ったら、この人が大当たり」(鈴木さん)

 そう言って指さしたのは、隣に立っていた佐藤さん。

「確かに、ヘビの皮をもらってから、運気があがったんだよ! といっても、ぼくの場合は10万円が3回当たっただけ。皮をもらった人の中には、財布に入れて持ち歩いている人もいるみたいだし、もしかしたら、別の誰かがシロヘビのご利益で億当せんしてるかもしれないね」

※女性セブン2014年10月9日号

関連記事

トピックス

長男・泰介君の誕生日祝い
妻と子供3人を失った警察官・大間圭介さん「『純烈』さんに憧れて…」始めたギター弾き語り「後悔のないように生きたい」考え始めた家族の三回忌【能登半島地震から2年】
NEWSポストセブン
古谷敏氏(左)と藤岡弘、氏による二大ヒーロー夢の初対談
【二大ヒーロー夢の初対談】60周年ウルトラマン&55周年仮面ライダー、古谷敏と藤岡弘、が明かす秘話 「それぞれの生みの親が僕たちへ語りかけてくれた言葉が、ここまで導いてくれた」
週刊ポスト
小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン