国内

薬師寺保栄氏 元みずほ銀行行員に1.3億円騙し取られていた

 元みずほ銀行本店行員O氏に対する告訴状が警視庁に提出され、受理されたのは9月30日である。都内の会社役員から多額の現金を騙し取ったという詐欺の容疑だ。O氏は第一勧業銀行出身で、都内の支店長などを経て本店勤務となったが、詐欺騒動をきっかけに2012年9月に退社したという。

 多数と見られる被害者のなかには、元WBC世界バンタム級チャンピオンの薬師寺保栄氏も含まれていた。投資は1億3000万円に及び、大半が未返済のままだという。10月6日発売の週刊ポスト10月17日号で、同氏はこう語っている。

「O氏と初めて会ったのは2010年の夏。知人の会社経営者から紹介されました。身長170センチ弱と小柄な体格。さっぱりと短い髪で、地味なスーツにネクタイを締めた、いかにも銀行員といった風貌でした。

 ただ、『お勧めしたいファンドがある。月利5%の投資話です』とあまりにうますぎる内容だったため、最初は信用していなかったんです」(薬師寺氏)

 後日、名古屋在住の薬師寺氏はO氏が本当にみずほ銀行の現役行員なのかを確認するため、同じく投資を検討していた知人と一緒に、東京・内幸町のみずほ銀行本店(当時。現在は大手町に移転)に出向いたという。

「みなさんに顔が知られている私が突然出向くと不審がられると思い、本店までは知人に行ってもらいました。本当に本店で働いているか、呼び出して確認するためです。

 すると、本店から社員証を下げたO氏が出てきて、知人を本店内に案内した。知人は受付を通り、2階の応接室に通され、投資の説明を受けている途中で、女性の事務員からお茶も出されたそうです。

 これで私と知人の疑念は消え、“本当にみずほ銀行が行なっているファンドへの投資話だ”と信じてしまったんです」(同氏)

 薬師寺氏はさらに同誌で、O氏による手口の一部始終について証言している。

関連記事

トピックス

米倉涼子の“バタバタ”が年を越しそうだ
《米倉涼子の自宅マンションにメディア集結の“真相”》恋人ダンサーの教室には「取材お断り」の張り紙が…捜査関係者は「年が明けてもバタバタ」との見立て
NEWSポストセブン
地雷系メイクの小原容疑者(店舗ホームページより。現在は削除済み)
「家もなく待機所で寝泊まり」「かけ持ちで朝から晩まで…」赤ちゃんの遺体を冷蔵庫に遺棄、“地雷系メイクの嬢”だった小原麗容疑者の素顔
NEWSポストセブン
渡邊渚さん
(撮影/松田忠雄)
「スカートが短いから痴漢してOKなんておかしい」 渡邊渚さんが「加害者が守られがちな痴漢事件」について思うこと
NEWSポストセブン
平沼翔太外野手、森咲智美(時事通信フォト/Instagramより)
《プロ野球選手の夫が突然在阪球団に移籍》沈黙する妻で元グラドル・森咲智美の意外な反応「そんなに急に…」
NEWSポストセブン
死体遺棄・損壊の容疑がかかっている小原麗容疑者(店舗ホームページより。現在は削除済み)
「人形かと思ったら赤ちゃんだった」地雷系メイクの“嬢” 小原麗容疑者が乳児遺体を切断し冷凍庫へ…6か月以上も犯行がバレなかったわけ 《錦糸町・乳児遺棄事件》
NEWSポストセブン
11月27日、映画『ペリリュー 楽園のゲルニカ』を鑑賞した愛子さま(時事通信フォト)
愛子さま「公務で使った年季が入ったバッグ」は雅子さまの“おさがり”か これまでも母娘でアクセサリーや小物を共有
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)は被害者夫の高羽悟さんに思いを寄せていたとみられる(左:共同通信)
【名古屋主婦殺害】被害者の夫は「安福容疑者の親友」に想いを寄せていた…親友が語った胸中「どうしてこんなことになったのって」
NEWSポストセブン
高市早苗・首相はどんな“野望”を抱き、何をやろうとしているのか(時事通信フォト)
《高市首相は2026年に何をやるつもりなのか?》「スパイ防止法」「国旗毀損罪」「日本版CIA創設法案」…予想されるタカ派法案の提出、狙うは保守勢力による政権基盤強化か
週刊ポスト
62歳の誕生日を迎えられた皇后雅子さま(2025年12月3日、写真/宮内庁提供)
《累計閲覧数は12億回超え》国民の注目の的となっている宮内庁インスタグラム 「いいね」ランキング上位には天皇ご一家の「タケノコ掘り」「海水浴」 
女性セブン
米女優のミラーナ・ヴァイントルーブ(38)
《倫理性を問う声》「額が高いほど色気が増します」LA大規模山火事への50万ドル寄付を集めた米・女優(38)、“セクシー写真”と引き換えに…手法に賛否集まる
NEWSポストセブン
ネックレスを着けた大谷がハワイの不動産関係者の投稿に(共同通信)
《ハワイでネックレスを合わせて》大谷翔平の“垢抜け”は「真美子さんとの出会い」以降に…オフシーズンに目撃された「さりげないオシャレ」
NEWSポストセブン
中居正広氏の近況は(時事通信フォト)
《再スタート準備》中居正広氏が進める「違約金返済」、今も売却せず所有し続ける「亡き父にプレゼントしたマンション」…長兄は直撃に言葉少な
NEWSポストセブン