ライフ

御嶽山噴火の様子を克明に伝える登山者向けSNS「ヤマレコ」

 ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が、ネット上で話題となっているトピックを紹介。今回は、登山者向けSNSをピックアップします。

 * * *
 御嶽山の噴火において、当時の現場の様子をもっとも克明に、生々しく報告したのは、近くにいた登山者たちがネットに公開した動画・写真でした。噴煙が上がる様子を撮影し、そこからどう行動するかの一部始終が映像で残っていたり、避難小屋内が真っ暗になる様子・そこでの悲鳴なども知ることができました。

 ゲリラ豪雨や、東京で突然雹(ひょう)が降ってきた様子なども今年の夏は多数ネットに投稿されましたが、こうした動画や写真にマスメディアが頼ったというのもここ昨今の傾向です。

 今回の噴火では、登山者の多くがネットで積極的に情報発信をしています。「ヤマレコ」という登山の記録を地図や行程とともに記録できるSNSでは、「御嶽山噴火遭遇顛末」と題され、当時の様子が克明に記されています。

「(4)熱風が30秒から1分程度、時間をおいて3回以上きた。息ができないほど熱くて仕方がないので息を止めた。あれが長時間続けば息ができず死んでいた」

「(23)翌日、出勤する。体調は悪くないがセキとタンが多い。セキをすると鉄、血の味がする」

 と翌日の様子まで記録されています。

 また、噴火の1分前に山頂近くで「一人でのんびり御嶽山(^^)」と写真つきでツイートした人がその後更新を止めたため心配されましたが無事でした。しかし、注目されたいと思ったのか、この人の「なりすまし」も登場しました。人の不幸を利用して注目を集める、とんだ不届き者もいたもんですね。

※女性セブン2014年10月23・30日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
優勝11回を果たした曙太郎さん(時事通信フォト)
故・曙太郎さん 史上初の外国出身横綱が角界を去った真相 「結婚で生じた後援会との亀裂」と「“高砂”襲名案への猛反対」
週刊ポスト
伊藤沙莉は商店街でも顔を知られた人物だったという(写真/AFP=時事)
【芸歴20年で掴んだ朝ドラ主演】伊藤沙莉、不遇のバイト時代に都内商店街で見せていた“苦悩の表情”と、そこで覚えた“大人の味”
週刊ポスト
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン