11月1日現在で、販売されているLINEクリエイターズスタンプの数は2万5000以上。その数は日々、更新されている。
今から販売するのは、若干の出遅れ感が否めない。だが、LINEスタンプ企画マネジャーの渡辺尚誠さんは以下のように語っている。
「アイディア次第では、まだまだ爆発的ヒットも夢ではないですよ。市場は世界各国ですから、日本でウケなくても、他の国でウケることもあるんです」
確かに前々回と前回、LINEスタンプの人気クリエイター2人を取材し、その稼ぎが1000万円近いことを紹介したが、彼らは日本がメイン市場だった。海外も視野に入れれば、まだまだヒットの可能性はある。
しかしここで致命的な問題が。“女性セブンスタンプ班(略してJSSH)”の記者Kと編集担当・セブ姉は、絵が描けない。落書き程度ならどうにか描けるが、スタンプ作成となると、お金を払ってもらえるだけのクオリティーを出せるか自信がない。
そこで、また前出の渡辺さんの言葉がよみがえる。
「大丈夫です、アート系の仕事に就いたことがなくてもチャンスはあります」
そうだ! たしかに前回と前々回に紹介したクリエイターは、いずれもスタンプを販売するまではアート系とは関係ない仕事をしていた。
「いけるかも」
さっそくJSSHは、スタンプ作りに着手。LINEクリエイターズの第一関門である「LINEクリエイターズマーケット」への登録を開始。
まず、スマホのLINEアプリをダウンロードし、“女性セブン”でアカウントを取得する。
次に、パソコンでクリエイターズマーケットにアクセスし、メールアドレスやパスワード、会社名(個人の場合は、個人情報)など必要事項を入力。登録を完了し、マイページを作成できた。所要時間はたったの10分だ。
登録は無料で、LINEアカウントさえあれば誰でもできるという手軽さ。
「これでスタンプを応募するだけですね」(記者K)
登録しただけで、すっかり満足してしまったJSSHメンバー。だが、その道のりは…。〈続く〉
※女性セブン2014年11月27日号