ライフ

神戸の旅 空港から三宮へ進む左側車窓からの景色素晴らしい

 光の祭典として知られる「神戸ルミナリエ」。あまりの人気に人疲れしたという思い出に終わってしまうこともある。せっかく行くなら神戸を満喫したい。航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏による連載『“おとな旅”コンシェルジュ』から、この時期ならではの神戸の街の楽しみ方を同氏が提案する。

 * * *
 早いもので、もう師走。クリスマスシーズン突入だ。今年も(こそ?)この時期は大切な人と過ごしたいもの。「大切な人」の定義については人さまざまであろうから、ここではあえて触れない。とにかく今回は、皆さんの「大切な人」と聖夜の前の大切な時期を一緒に過ごすプランをご提案しよう。

 コンシェルジュおすすめのデスティネーションは、港町・神戸である。ご存じの方も多いだろうが、クリスマス前のこの時期(今年は12月4日〈木〉~15日〈月〉までの12日間)、「神戸ルミナリエ」と呼ばれる光の祭典が開かれているのだ。JR三ノ宮駅・元町駅からほど近い旧外国人居留地・東遊園地をメイン会場に、市内がイルミネーションで彩られる。クリスマスシーズンだけの「光の神戸」が満喫できるのである。

 神戸へは新幹線で新神戸駅、あるいは空路で伊丹空港からリムジンバス、というのが一般的だろう。だがコンシェルジュは、神戸空港の利用をおすすめしたい。羽田~神戸はスカイマークとANAが1時間15分で結んでいる。神戸空港から神戸の中心部である三宮までは「ポートライナー」で約18分。
 
 神戸の旅のお楽しみは、すでに車窓から始まっている。進行方向左側に座っていただきたい。神戸空港駅を出発してすぐに列車は左に大きくカーブするのだが、このときの車窓が素晴らしい。天気が良い日であれば、大きな窓から神戸空港の全景とともに神戸中心部が見渡せるのだ。

 17時前に日が沈み、華麗なイルミネーションビューを愉しんだら、いよいよ今回の目玉である「神戸ルミナリエ」会場へ……といきたいところだが、その前にディナーを済ませておくことを強くおすすめしたい。
 
 これはあくまで当コンシェルジュ独自の現地リサーチによるのだが、「お腹が空いた状態で神戸ルミナリエに行くよりも、お腹いっぱいになってから、その余韻を含めてイルミネーションを楽しんだ方が女性は喜ぶ」という結果が出ているのだ(女性により個人差があります)。

関連キーワード

トピックス

WSで遠征観戦を“解禁”した真美子さん
《真美子さんが“遠出解禁”で大ブーイングのトロントへ》大谷翔平が球場で大切にする「リラックスできるルーティン」…アウェーでも愛娘を託せる“絶対的味方”の存在
NEWSポストセブン
ベラルーシ出身で20代のフリーモデル 、ベラ・クラフツォワさんが詐欺グループに拉致され殺害される事件が起きた(Instagramより)
「モデル契約と騙され、臓器を切り取られ…」「遺体に巨額の身代金を要求」タイ渡航のベラルーシ20代女性殺害、偽オファーで巨大詐欺グループの“奴隷”に
NEWSポストセブン
高校時代には映画誌のを毎月愛読していたという菊川怜
【15年ぶりに映画主演の菊川怜】三児の子育てと芸能活動の両立に「大人になると弱音を吐く場所がないですよね」と心境吐露 菊川流「自分を励ます方法」明かす
週刊ポスト
ツキノワグマは「人間を恐がる」と言われてきたが……(写真提供/イメージマート)
《全国で被害多発》”臆病だった”ツキノワグマが変わった 出没する地域の住民「こっちを食いたそうにみてたな、獲物って目で見んだ」
NEWSポストセブン
2020年に引退した元プロレスラーの中西学さん
《病気とかじゃないですよ》現役当時から体重45キロ減、中西学さんが明かした激ヤセの理由「今も痺れるときはあります」頚椎損傷の大ケガから14年の後悔
NEWSポストセブン
政界の”オシャレ番長”・麻生太郎氏(時事通信フォト)
「曲がった口角に合わせてネクタイもずらす」政界のおしゃれ番長・麻生太郎のファッションに隠された“知られざる工夫” 《米紙では“ギャングスタイル”とも》
NEWSポストセブン
イギリス出身のボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
《ビザ取り消し騒動も》イギリス出身の金髪美女インフルエンサー(26)が次に狙うオーストラリアでの“最もクレイジーな乱倫パーティー”
NEWSポストセブン
東京都慰霊堂を初めて訪問された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年10月23日、撮影/JMPA)
《母娘の追悼ファッション》皇后雅子さまは“縦ライン”を意識したコーデ、愛子さまは丸みのあるアイテムでフェミニンに
NEWSポストセブン
将棋界で「中年の星」と呼ばれた棋士・青野照市九段
「その日一日負けが込んでも、最後の一局は必ず勝て」将棋の世界で50年生きた“中年の星”青野照市九段が語る「負け続けない人の思考法」
NEWSポストセブン
2023年に結婚を発表したきゃりーぱみゅぱみゅと葉山奨之
「傍聴席にピンク髪に“だる着”姿で現れて…」きゃりーぱみゅぱみゅ(32)が法廷で見せていた“ファッションモンスター”としての気遣い
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKI(右/インスタグラムより)
《趣里が待つ自宅に帰れない…》三山凌輝が「ネトフリ」出演で超大物らと長期ロケ「なぜこんなにいい役を?」の声も温かい眼差しで見守る水谷豊
NEWSポストセブン
松田聖子のモノマネ第一人者・Seiko
《ステージ4の大腸がんで余命3か月宣告》松田聖子のものまねタレント・Seikoが明かした“がん治療の苦しみ”と“生きる希望” 感激した本家からの「言葉」
NEWSポストセブン