一方、結婚2年目の30代サラリーマンBさんは、猫を3匹飼っていて、その姿を会社でチェックできるように居間と寝室に1台ずつネットワークカメラを設置している。しかし、本当の目的は別にあるというのだ。
「最近ウチの嫁が、なんか怪しい。ちょくちょく僕が知らない人とメールやらラインやらをしているみたいなんです。“昼顔妻”が話題になったじゃないですか。ウチも、正直浮気してるんじゃないかって心配なんですよ。なので、ネットワークカメラはペットだけでなく嫁の行動を確認する目的もあるんです。もちろんカメラは堂々と設置しているので、嫁も承知の上ですよ。僕がスマホでチェックしているっていうのをわかってるんだから、少なくとも家では不倫しないはず。行動確認というか、嫁の浮気防止ですね」(Bさん)
常に夫が見ているかもしれないと思うと、妻も息が詰まりそうなものだが、Bさんの場合はこのカメラがあることで、良好な夫婦関係を保つことができているという。
また、恋人関係にある50代の会社役員にネットワークカメラをプレゼントされたというのは、六本木ホステスのCさん。
「私が犬を飼っているので見守り用にプレゼントされたんですが、その映像は彼のスマホでも見られるようになっているんです。私が家にいる時は、カメラはオフにしているんですが、たまに彼から“見せて”っていうメールが来るんですよ。そんな時は、私が料理をしている様子なんかをカメラで映して、それを彼が見たりしています。そんなエロい感じの使い方はしてないですよ、今のところ(笑い)」(Cさん)
Cさんのケースもそうだが、『スマカメ』のようなリーズナブルで手軽なネットワークカメラの場合は、見守り用以外の目的で使うユーザーも多いようだ。
「友人数人でドライブに行く時、モバイルバッテリーとモバイルルータを使って、車内の様子を撮影しています。録画もできるので、後日みんなで映像を見て、楽しんでますよ」(大学生Dさん)
「自宅の庭に簡易ゴルフ練習場を作って、そこでスイングしている映像を離れた場所にいるゴルフスクールの先生に見てもらっています。画質も良いので、助かります」(40代会社員Eさん)
「見守りでもなんでもないんですが、自宅のプラモデルコレクションをネットワークカメラで定点撮影して、それをスマホで眺めて楽しんでいます。毎日同じ映像なんですが、飽きません。最高ですよ! 友人との飲み会なんかでも、新作を見せて盛り上がってます」(20代会社員Fさん)
また、『スマカメ』の場合は、カメラの映像に動きがあった場合にだけ録画し、スマートフォンに通知する機能が搭載されている。この機能を使って、野良猫を撮影するユーザーも。
「自宅の庭に向けて、部屋の中から窓越しにカメラを設置しているんですが、1日に2回くらい近所に棲んでいる野良猫がやってくる様子が録画されています。私は猫アレルギーなので猫を飼うことはできないのですが、大の猫好きなので、ネットワークカメラの映像で我慢しているんです。それに猫以外にも、防犯にもなりますしね」(30代会社員Gさん)
設定も簡単で録画もできるネットワークカメラ。その使い方は、アイディア次第で無限に広がるはず。あなたも、そろそろ使ってみては?