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日本球界復帰の黒田博樹 パ・リーグでコーチする意外な師匠

 連日、スポーツニュースでプロ野球のキャンプリポートが報告され、各球団の新戦力が楽しみな季節となった。なかでも、新天地で活躍を目指すベテラン組の動向はもっとも気になることのひとつ。8年ぶりに広島カープのユニフォームを着た新井貴浩は、心機一転、連日奮闘中だ。

 初日からサードのレギュラーを目指して居残りノックを志願。年棒は2億円から2000万円に下がったが、「2000万円で2000本安打」を達成すると目標を立てている。

 厳しい阪神ファンのブーイングの悪夢から解放され、もともと気の弱い男は伸び伸びと打ち込みに汗を流す日々。だが少々飛ばしすぎが気になるようだ。

「注目の黒田(博樹)は2月中旬に始まる沖縄キャンプからの参加で、目下マスコミの注目は緒方孝市新監督と新井。それを意識してハッスルしているが、途中で足元がふらついたりしています。“早く黒田さんに来てほしい”と泣きが入っていました(笑い)」(広島番記者)

 その黒田には、日本に意外な“師匠”がいることはあまり知られていない。

「広島時代は直球とスライダーのコンビネーションが主体だったが、メジャーでは右打者のインコースを突くツーシームが代名詞になった。実は2004年のアテネ五輪で日本代表の同僚だった元ロッテの小林雅英から大会合宿中に伝授されたものなんです」(ある評論家)

 小林は今年からロッテの一軍投手コーチになったので黒田への直接指導は難しいだろうが、交流戦などで会う機会は増える。雑談などから黒田のさらなる進化が生まれるかも?

※週刊ポスト2015年2月20日号

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