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歩くだけで3か月・3kg減 内臓脂肪減少や骨粗鬆症予防にも

 ランニングが空前のブームになっているが、過度な運動に体がついていかなかったり、膝の痛みを感じてしまったりする方も少なくないよう。そんな方は、まずウォーキングから初めてみては?

 内科医で東京山手メディカルセンターの西田潤子・健康管理センター長は、ウォーキングによる医学的効果を研究し、普及活動に従事している。

「糖尿病や高血圧、肥満などの生活習慣病は、今よりできるだけ多く歩くだけで改善します。まずはプラス10分、1日1000歩多く歩いてみましょう。食事制限をしなくても、歩くだけで、3か月で3kgやせて、内臓脂肪が減ったかたも。さらに、40代女性は骨粗鬆症の予防にもなります。

 続けるポイントは無理をしないこと。疲れている日は休んで構わないので、歩けるときは少しでも多く歩いてみて。その際、1日5000歩未満の人は約3か月後に歩数を倍に、1日5000歩以上の人は約3か月後に1万歩になるよう多く歩いてみましょう」(西田さん)

「歩くと血行が良くなるので、体の冷え改善に効果的。骨粗鬆症や高血圧、高脂血症、脂肪肝、痛風なども改善」(西田さん)

「現在、要支援者の約5分の1が関節疾患によるもの。なかでも変形性膝関節症の患者数は50才以上で700万人、潜在患者を含めると2000万人以上もいるといわれ、45才頃から急増します。特に筋力が少なく、中年太りしやすい女性に多いのも特徴です。

 膝は長年使い続けると、関節の間でクッションの役割をしている軟骨がすり減り、膝に痛みが生じます。特に体重が重いと膝に負担がかかり、一度すり減った軟骨は元に戻りません。そこで、人工関節などの手術が必要になる前に、ウォーキングなどによる減量が大切。また、太ももの筋肉を鍛えると膝の痛みを緩和できます」(田代さん)

※女性セブン2015年2月26日号

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