芸能

初MC挑戦の杉村太蔵「バラエティーにやりがい感じている」

「働くのは女房子供を食わせるため」と語る杉村太蔵

 初著書『バカでも資産1億円「儲け」をつかむ技術』が話題の杉村太蔵(35才)が、今度は初MCに挑戦することになった。BSジャパン『「働く」って、なに?~2015若者の選択』(2月28日午後4時~5時放送)で、若者の働き方の実態に迫る。

「毎週、スタッフのかたから“今週、あいてますか?”と確認の電話が来るんですよ」

 初出演から5年経った今でも、『サンデー・ジャポン』(TBS系)では、本人いわく「毎回、ゲスト出演」らしい。大きなリアクションで食レポをするなど、“体当たりキャラ”は今やおなじみだが、今回はマジメな番組で、MCに加えてインタビュアーとして、実際に若者に会いに行き、若年層の雇用問題をリポートする。

 収録では電話取材で、大手企業の内定を蹴って起業を選んだ東大生の父親に直撃。「古いようですが世間体はありますからね~」「イヤなことを言うようですが、起業に失敗したら親として子とどう接するつもりですか?」相手の立場に寄り添いながらも、核心を突くストレートな質問で複雑な親の心理を引き出していく。質問事項はすべてアドリブ。巧みなインタビュアーぶりにスタッフも“そうそう”と大きく頷く。

 シェアハウスで暮らしながら起業を目指す4人の若者にもズバッと切り込んでいる。

「自己実現のために働く」と語る彼らに対して、それまで聞き役に徹していた太蔵氏は「ぼくは女房、子供を食わせるためです」とキッパリ。

「本当は証券マンや政治家をやりたい気持ちもある。でも、今ではバラエティーの仕事をいただくようになってやりがいを感じてやっている。守るものがあるのはつらいところもあるけれど、女房、子供がご飯を食べている姿を見ると頑張ろうと思える」

 選挙で落選し無職のどん底を味わったからこそ言える説得力のある言葉だった。この日の収録では、たったひとりで現場に入った太蔵氏。芸能事務所に所属していないため、スケジュール管理から、ギャラ交渉、打合せまですべて自分ひとりで行っている。もちろん、マネジャーもいない。それを5年間続けられるのは、家族を養うためなのだ。

撮影■浅野剛

※女性セブン2015年3月12日号


関連キーワード

関連記事

トピックス

役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さんが今も築地本願寺を訪れる理由とは…?(事務所提供)
《笑福亭笑瓶さんの月命日に今も必ず墓参り》俳優・山口良一(70)が2年半、毎月22日に築地本願寺で眠る亡き親友に手を合わせる理由
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月20日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン