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銀座の世界初のカプセル型集合住宅 現在も入居希望者は多数

黒川紀章氏が設計したカプセル型住宅

 春は新天地への引っ越しシーズン。新たな気分でスタートを切りたいなら、ちょっと変わったデザインの賃貸物件を選んでみるのはいかがだろう。

 そこで紹介する変わり種賃貸マンションひとつが、東京・中央区にある「中銀カプセルタワービル」。建築家・黒川紀章氏設計のカプセル型住宅だ。

 銀座8丁目にそびえる、1972年に世界で初めて実用化されたカプセル型の集合住宅。140あるカプセルをボルトで固定してタワーとして一体化、技術的には取り替えたり増やしたりすることができる。

 ビジネスマンのセカンド・ハウスや書斎としての活用を想定し、完成時は各室にテープレコーダーや小型冷蔵庫などが備え付けられていた。現在でも「憧れの部屋」として入居の希望は多い。老朽化が問題視され取り壊しの計画もあるが、時代の象徴として保存すべきだとの声も根強い。

◆1972年竣工/鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)、地上11階および13階建ツインタワー/140戸/家賃は4万円(ワンルーム)~ ※管理費・共益費別途

※週刊ポスト2015年3月20日号

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