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皇太子一家恒例の奥志賀スキー旅行 宮内庁内部で波紋広がる

 10年前から皇太子一家の“恒例行事”となってきた「奥志賀スキー旅行」が月末に行なわれる。しかし、この旅行は雅子妃の適応障害が発表された2004年以来、常に騒動の火種となってきた。すでに今年も「冬の恒例行事」は宮内庁内部で波紋を広げている。

「東宮一家は私的な動静をほとんど公にしませんが、今年も3月23日から27日まで4泊5日の日程で長野県の奥志賀高原スキー場を訪問する予定です」(宮内庁関係者)

 2月6日、『第60回青少年読書感想文コンクール』の表彰式とパーティに皇太子が出席したが、隣に雅子妃の姿はなかった。その日、小町恭士・東宮大夫は定例会見で、「雅子さまにご出席の気持ちはあったが、週2回の公務は厳しいと医師が判断した」と欠席の理由を説明している。雅子妃は週2回の公務をこなせない状態でスキー旅行に出掛けることとなる。病気が病気だけに仕方ないとしても、これが毎年、物議をかもしてしまう。

 タイミングも悪かった。同時期には天皇・皇后が3泊4日の日程で栃木県御料牧場を視察する予定が組まれている。

 皇太子は2月23日の誕生日会見で天皇の公務軽減を弟の秋篠宮とともに果たしていくことを改めて語り、雅子妃の病状については、「体調を整えながら、引き続き、焦らず慎重に、少しずつ活動の幅を広げていってほしい」と述べた。その直後のスキー旅行に、前出の宮内庁関係者は深いため息をつく。

「雅子妃がお元気で活動的になられるのは喜ばしいが、過去にも奥志賀へのスキー旅行は騒動の原因になってきた。また批判の的になるかと思うと心苦しい」

 昨年のスキー旅行は、式年遷宮を終えたばかりの伊勢神宮を天皇・皇后が初めて参拝するタイミングと重なった。そのため、「この時期の私的旅行は控えるべきではないか」との声が上がった。皇室ジャーナリストの神田秀一氏が語る。

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