「今上天皇の皇太子時代は、警備の負担などを考慮して、昭和天皇・香淳皇后両陛下と皇太子さまご一家が同じ時期に外出することを控えていました。
昨年にしても今年にしても、両陛下のお出ましの日程を考慮せずに日程を決めてしまう皇太子ご一家に疑問を感じる関係者は少なくないと思います。プライベートな旅行は結構ですが、両陛下はご静養先でも近隣住民とふれあいの機会をもたれます。そこに皇太子ご一家と両陛下の姿勢の違いを感じます」
初めて一家で奥志賀を訪れたのは2005年2月。3歳の愛子内親王を伴い、一家揃っての初めてのスキー静養となった。当時公開された映像には、幼い愛子内親王と満面の笑みでスキーを楽しむ雅子妃が映っている。適応障害の発表から半年後だっただけに、その姿に多くの国民が安堵した。
ところがその直後、雅子妃は予定されていたスペシャルオリンピックスの視察を欠席。「スキーは笑顔で滑れるのに公務はできないのか」と批判が起きた。それ以来、スキーは注目の的なのだ。
※週刊ポスト2015年3月27日号