ライフ

腰痛は大きく分けて2種類 原因が特定できないものが8~9割

 誰もが一度は悩まされたことがあるだろう腰痛には、大きく分けて2種類あることを知っているだろうか。

「ひとつは原因がはっきり特定できる『特異的腰痛』で、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などがこれにあたります。そして、原因が特定できないのが『非特異的腰痛』、ぎっくり腰もそうです。腰痛持ち全体の8~9割は非特異的腰痛です」

 そう話すのは、東京大学医学部附属病院22世紀医療センター特任准教授で、『「腰痛持ち」をやめる本』(マキノ出版刊)の著者・松平浩医師だ。

 まずは下記のチェックリストで自分が特異的か非特異的かを見分けよう。もしひとつでも当てはまったら、特異的腰痛の可能性が高い。早めに医師の診断を受けたほうがいい。

□転んだり、しりもちをついたりした後に痛みがおさまらない(骨折の可能性)
□痛みやしびれがお尻からひざ下まで広がっている(椎間板ヘルニアなどの可能性)
□横になっても痛い(背骨の重い病気の可能性)
□鎮痛剤がきかない(背骨の重い病気の可能性)

 一方、腰痛の大多数を占める非特異的腰痛はどうやって治せばいいのか。「まずは安静にする」と思っている人が多いようだが、実はそれは間違いだと松平医師は言う。

「非特異的腰痛の場合、安静に過ごすことがかえって回復を妨げ、再発や慢性化を促すことがわかってきました。私の研究チームが、過去1年間にぎっくり腰を起こした人の中で、安静に過ごした人と動ける範囲で活動した人を比べたところ、前者のほうが3倍以上再発し、慢性化する傾向がみられました」

※女性セブン2015年4月2日号

関連キーワード

トピックス

中居正広氏と被害女性の関係性を理解するうえで重大な“証拠”を独占入手
【スクープ入手】中居正広氏と被害女性との“事案後のメール”公開 中居氏の「嫌な思いをさせちゃったね。ごめんなさい」の返事が明らかに
週刊ポスト
苦境に立たされているフジの清水賢治社長(左/時事通信フォト)、書類送検された山本賢太アナ(右=フジホームページより)
“オンカジ汚染”のフジテレビに迫る2つの危機 芋づる式に社員が摘発の懸念、モノ言う株主からさらに“ガバナンス不全”追及も
週刊ポスト
二刀流復活・大谷翔平の「理想のフォーム」は?(時事通信フォト)
二刀流復活・大谷翔平の「理想のフォーム」は?「エンゼルス時代のようなセットポジションからのショートアームが技術的にはベター」とメジャー中継解説者・前田幸長氏
NEWSポストセブン
24時間テレビの募金を不正に着服した日本海テレビ社員の公判が行われた
「募金額をコントロールしたかった」24時間テレビ・チャリティー募金着服男の“身勝手すぎる言い分”「上司に怒られるのも嫌で…」【第2回公判】
NEWSポストセブン
妻とは2015年に結婚した国分太一
「“俺はイジる側” “キツいイジリは愛情の裏返し”という意識を感じた」テレビ局関係者が証言する国分太一の「感覚」
NEWSポストセブン
衝撃を与えた日本テレビ系列局元幹部の寄付金着服(時事通信フォト)
《24時間テレビ寄付金着服男の公判》「小遣いは月に6〜10万円」夫を庇った“妻の言い分”「発覚後、夫は一睡もできないパニックに…」
NEWSポストセブン
TOKIOの国分太一
【スタッフ証言】「DASH村で『やっとだよ』と…」収録現場で目撃した国分太一の意外な側面と、城島・松岡との微妙な関係「“みてみぬふり”をしていたのでは…」《TOKIOが即解散に至った「4年間の積み重ね」》
NEWSポストセブン
警視庁を出る鈴木善貴容疑者=23日午前9時54分(右・Instagramより)
「はいオワター まじオワター」「給料全滅」 フジテレビ鈴木容疑者オンカジ賭博で逮捕、SNSで1000万円超の“借金地獄”を吐露《阿鼻叫喚の“裏アカ”投稿内容》
NEWSポストセブン
解散を発表したTOKIO
《国民に愛された『TOKIO』解散》現場騒然の「山口達也ブチギレ事件」、長瀬智也「ヤラセだらけの世界」意味深投稿が示唆する“メンバーの本当の関係”
NEWSポストセブン
大手芸能事務所の「研音」に移籍した宮野真守
《異例の”VIP待遇”》「マネージャー3名体制」「専用の送迎車」期待を背負い好スタート、新天地の宮野真守は“イケボ売り”から“ビジュアル推し”にシフトか
NEWSポストセブン
「最近、嬉しかったのが女性のファンの方が増えたことです」
渡邊渚さんが明かす初写真集『水平線』海外ロケの舞台裏「タイトルはこれからの未来への希望を込めてつけました」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 中居正広と元フジ女性アナの「メール」全面公開ほか
「週刊ポスト」本日発売! 中居正広と元フジ女性アナの「メール」全面公開ほか
NEWSポストセブン