国内

麻原彰晃収監の東京拘置所 見上げて何か唱える若い男女も

 地下鉄サリン事件発生から20年がたった。東京都葛飾区・小菅にそびえる東京拘置所の巨大な建物の周囲には、コンクリートの高い壁が張り巡らされている。今年に入って、その付近で不審な動きをする若い男女の姿が、複数の公安関係者によって確認されている。彼らは、時折拘置所を見上げて手を合わせ、ブツブツと何かを唱えているという。

「これは教団で“聖地巡礼”といわれている。彼らは今も教祖・麻原彰晃(松本智津夫・死刑囚)を崇拝する信者たちだと我々はマークしている」(警視庁公安部関係者)

 公安調査庁関係者によれば「拘置所周辺に住居を構える信者もいる」という。

 オウム真理教は2000年に教団名をアレフと改称したが、麻原の絶対的崇拝は変わらず続いている。麻原の60歳の誕生日にあたる今年3月2日には、全国各地の教団施設で「生誕祭」が開催された。昨年の生誕祭では、幹部が「尊師の手となり足となり、尊師が抱く救済計画を進めなければならない」と説法したとも伝えられる。

 公安調査庁発行「内外情勢の回顧と展望」によれば、東京都足立区にあるアレフ最大の施設には、麻原の肖像が掲げられているという。

※週刊ポスト2015年4月3日号

関連記事

トピックス

NHK次期エースの林田アナ。離婚していたことがわかった
《NHK林田アナの離婚真相》「1泊2980円のネカフェに寝泊まり」元旦那のあだ名は「社長」理想とはかけ離れた夫婦生活「同僚の言葉に涙」
NEWSポストセブン
被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者
《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」
NEWSポストセブン
米国の大手法律事務所に勤務する小室圭氏
【突然の変節】小室圭さん、これまで拒んでいた記念撮影を「OKだよ」 日本人コミュニティーと距離を縮め始めた理由
女性セブン
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
女性セブン
公式X(旧Twitter)アカウントを開設した氷川きよし(インスタグラムより)
《再始動》事務所独立の氷川きよしが公式Xアカウントを開設 芸名は継続の裏で手放した「過去」
NEWSポストセブン
現役を引退した宇野昌磨、今年1月に現役引退した本田真凜(時事通信フォト)
《電撃引退のフィギュア宇野昌磨》本田真凜との結婚より優先した「2年後の人生設計」設立した個人事務所が定めた意外な方針
NEWSポストセブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン
林田理沙アナ。離婚していたことがわかった(NHK公式HPより)
「ホテルやネカフェを転々」NHK・林田理沙アナ、一般男性と離婚していた「局内でも心配の声あがる」
NEWSポストセブン
中森明菜復活までの軌跡を辿る
【復活までの2392日】中森明菜の初代音楽ディレクターが語る『少女A』誕生秘話「彼女の歌で背筋に電流が走るのを感じた」
週刊ポスト
世紀の婚約発表会見は東京プリンスホテルで行われた
山口百恵さんが結婚時に意見を求めた“思い出の神社”が売りに出されていた、コロナ禍で参拝客激減 アン・ルイスの紹介でキャンディーズも解散前に相談
女性セブン
真美子夫人は「エリー・タハリ」のスーツを着用
大谷翔平、チャリティーイベントでのファッションが物議 オーバーサイズのスーツ着用で評価は散々、“ダサい”イメージ定着の危機
女性セブン
猛追するブチギレ男性店員を止める女性スタッフ
《逆カスハラ》「おい、表出ろ!」マクドナルド柏店のブチギレ男性店員はマネージャー「ヤバいのがいると言われていた」騒動の一部始終
NEWSポストセブン