「夏の予選後、大川総裁に『弱くても勝てるよ』というアドバイスをいただきました。以来、肉体鍛錬と走り込みに力を入れた練習をしました。大川総裁からは、バッティングの力を上げなさいともいわれました。それで、打撃練習には相当時間を割きました」(同前)
するとチームは生まれ変わったように打ちまくった。開校と同時に中学校に入学した主将にも話を聞いた。
「たとえリードされていても、後半になれば勝てるという自信があります。それは僕らには神様がついているから。ピンチの時は『大丈夫』という安心感があるし、チャンスの時は『絶対打てる!』という気持ちが芽生えます」
校長の喜島は、甲子園で校歌を歌うことが夢と語る。
「まだベスト8ですから先は長い。でもいつか、甲子園で校歌を流すことができたらうれしい」
その校歌『未来をこの手に』の作詞は大川隆法で、「霊指導仏陀」とクレジットされている。さらに同校の応援歌は「作曲・モーツァルト」だ。
「総裁の守護霊が仏陀ですから、仏陀のインスピレーションによって作詞されたのが校歌です。応援歌の作曲も、モーツァルトのインスピレーションによるものです」(同前)
共同生活を送る部員の愛読書は、大川隆法がイチローの守護霊を招霊した霊言本『天才打者イチロー 4000本ヒットの秘密』だ。彼らはこの本を通じて365日鍛錬し続けることの重要性を学ぶという。
●柳川悠二(ノンフィクションライター)と本誌取材班 (文中敬称略)
※週刊ポスト2015年4月10日号