栄えある(?)1位に選ばせてもらったのは「モテる男は座りション! 男子も座って使ってね! 座りションは女子を救う Thanks!」。モテる男になった気分が味わえる上に女子を救えるんですから、座りションぐらい喜んでします。もしかしたら一部の視野や心の狭い人は「『女子を救う』とは何事か。ハナからトイレ掃除は女子の役割と決めつけるのはケシカラン!」と怒り出すかもしれません。しかしこれは、次に入った女子が快適に使えるという意味だと解釈するのが妥当でしょう。そんな奥行の深さも魅力です。
図案だけで命令されるバージョンだと「大きなお世話だ」という思いが先に立ってしまうかも。「立ちション禁止(ドイツ式)」と大きく書いてあるものもありますが、「勝手に禁止するのはどこのドイツだ」とベタなダジャレで反論したくなりそうです。
仕事でも、座りションステッカーから学んだ「大人のお願い力」を活用したいところ。部下に面倒な作業、たとえば名簿の整理を頼みたいときは、「モテる男は名簿の整理だよ! キミが名簿の整理をすれば多くの女性社員が救われる。ノーモア宛て先不明のDM。ウフッ、課長からのお願いよ。Thanks!」ぐらいのことを言えば、少なくとも「これは逆らわないほうがよさそうだ」と思って引き受けてくれるでしょう。
また、女性社員の前で部下や後輩の男性に「お前はまだ、立ちション派なのか。俺は座りションだ。座りションはいいぞ!」と力説するのもオススメ。女性への思いやりの深さや時代の波を敏感にキャッチしていることをアピールできて、きっとウットリされます。
オシッコの仕方ひとつでモテをつかめるなんて、なんてありがたいのでしょうか。「小事が大事」という諺がありますが、きっとこういうことですね。しかも、いつも座りションで「小事」に臨んでいれば、急に「大事」が訪れても迅速に対応できます。