スポーツ

白鵬「5月場所で引退をチラつかせる強硬手段」との衝撃情報

 5月10日から大相撲夏場所が始まる。春場所で重傷を負った遠藤は休場の可能性が高く、土俵の話題はモンゴル人力士の照ノ富士の大関取りと、同じくモンゴル人力士の白鵬の史上初となる二度目の7場所連続優勝とV35に絞られそうだ。

 その白鵬に衝撃的な情報が囁かれている。本人はこの5月場所を“大きな区切り”と考えている、というものだ。先の春場所で白鵬は、15日間、支度部屋で壁に向かって座り無言を貫いた。
 
「場所前の綱打ちでも、薄い紫色の化粧まわしに出来上がったばかりの綱を締め、後援者とはご機嫌で記念撮影に応じていたが、マスコミへの対応はなかった。夏場所でも支度部屋では無言を貫くのではないかといわれています」(相撲担当記者)
 
 頑なな態度を貫く裏には、マスコミへの不信が解けていないことももちろんだが、相撲協会に対する不満もあると見られている。本誌は度々報じてきたが、白鵬はモンゴル国籍のままで親方になることを熱望し、協会が断固拒否するという関係が続いている。相撲ジャーナリストが語る。
 
「春場所後、『週刊ポスト』が報じた貴乃花親方と北の湖理事長のインタビュー記事で、理事長が改めてモンゴル人親方の可能性を否定したことは大きかった。白鵬が協会へプレッシャーをかけるために、この5月場所で“引退”をチラつかせる強硬手段に出るのではないかといわれています」
 
 実は、白鵬は初場所千秋楽の優勝インタビューでも引退を匂わすような発言をしている。「もう目標がなくて引退なのかなと、色々考えました」──横綱の頭の中に「引退」の2文字があるのは間違いない。
 
 白鵬の人気は未だ衰えず、日本人力士も伸び悩んでいる。引退はむしろ協会にとって痛い。白鵬がこだわるモンゴル人親方を認めるか、伝統を頑なに守り抜くか。協会と白鵬の睨み合いはいよいよ天王山を迎える。

※週刊ポスト2015年5月8・15日号

トピックス

割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
3年前に離婚していた穴井夕子とプロゴルァーの横田真一選手(Instagram/時事通信フォト)
《ゴルフ・横田真一プロと2年前に離婚》穴井夕子が明かしていた「夫婦ゲンカ中の夫への不満」と“家庭内別居”
NEWSポストセブン
二刀流かDHか、先発かリリーフか?
【大谷翔平のWBCでの“起用法”どれが正解か?】安全策なら「日本ラウンド出場せず、決勝ラウンドのみDHで出場」、WBCが「オープン戦での調整登板の代わり」になる可能性も
週刊ポスト
高市首相の発言で中国がエスカレート(時事通信フォト)
【中国軍機がレーダー照射も】高市発言で中国がエスカレート アメリカのスタンスは? 「曖昧戦略は終焉」「日米台で連携強化」の指摘も
NEWSポストセブン
テレビ復帰は困難との見方も強い国分太一(時事通信フォト)
元TOKIO・国分太一、地上波復帰は困難でもキャンプ趣味を活かしてYouTubeで復帰するシナリオも 「参戦すればキャンプYouTuberの人気の構図が一変する可能性」
週刊ポスト
世代交代へ(元横綱・大乃国)
《熾烈な相撲協会理事選》元横綱・大乃国の芝田山親方が勇退で八角理事長“一強体制”へ 2年先を見据えた次期理事長をめぐる争いも激化へ
週刊ポスト
2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン