芸能

中居正広の父 1人では歩けぬほどの体で紅白リハ見学をした

 SMAPの中居正広(42才)が、5月9日放送のラジオ番組『中居正広のSome girls’ SMAP』(ニッポン放送)で、2月19日に父・正志さん(享年79)が2年間のがん闘病の末に亡くなっていたことを明かした。

 正志さんを病魔が襲ったのは、2年前の2013年2月のこと。肺がんが見つかり、翌3月に片方の肺を全摘出する手術を行った。

「手術は成功したんですが、その年の秋頃にリンパへの転移が見つかり、放射線治療を余儀なくされたそうです」(中居家知人)

 中居父子の苦難はさらに続く。翌2014年5月には喉頭がんも発覚する。正志さんは、喉頭がんの手術を繰り返し声帯を切除、飲まず、食わず、しゃべれずの3か月間を過ごす。

「喉を取っちゃって、空気が漏れちゃうからしゃべることができない。(体重も)80kg近くあったのが、すぐもう50kg台になって、40kg台になって…。これはつらかったね…。もう何にもやってあげられないからさ」

 前述のラジオで、当時をこう振り返った中居。

「このとき、中居くんはSMAPの5大ドームツアーの真っ最中で、全国を飛び回り、超多忙だったんですが、時間を見つけては病院に駆けつけていました。退院後に“食べたい物リスト”なんかを一緒に作って、正志さんを励まし続けたんです」(前出・中居家知人)

 中居の献身的な看病もあってか、昨年11月、退院することに。

「自宅療法に切り替えてからは、正志さんは喉に痰が詰まることに苦しめられました。痰を吸い取らないと呼吸ができなくなってしまうため、ほぼ毎日のように病院に通ったそうです。正直、中居くんら家族にしてみれば、入院してくれた方が肉体的には楽なんですけど、正志さんが入院を嫌がり、家にいたいと望んだため、家族みんなで支えたようです」(前出・中居家知人)

 昨年末、正志さんは毎年恒例となっている場所に姿を見せた。

「例年通り紅白のリハを見学に来ていました。ただ、もうひとりでは歩けないほど体はキツかったみたいですね。家族に支えられて歩いていましたから…。それでも中居くんの晴れ姿を見たかったんでしょうね」(NHK関係者)

※女性セブン2015年5月28日号

関連記事

トピックス

グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
一般家庭の洗濯物を勝手に撮影しSNSにアップする事例が散見されている(画像はイメージです)
干してある下着を勝手に撮影するSNSアカウントに批判殺到…弁護士は「プライバシー権侵害となる可能性」と指摘
NEWSポストセブン
亡くなった米ポルノ女優カイリー・ペイジさん(インスタグラムより)
《米ネトフリ出演女優に薬物死報道》部屋にはフェンタニル、麻薬の器具、複数男性との行為写真…相次ぐ悲報に批判高まる〈地球上で最悪の物質〉〈毎日200人超の米国人が命を落とす〉
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
民放ドラマ初主演の俳優・磯村勇斗
《ムッチ先輩から1年》磯村勇斗が32歳の今「民放ドラマ初主演」の理由 “特撮ヒーロー出身のイケメン俳優”から脱却も
NEWSポストセブン
松竹芸能所属時のよゐこ宣材写真(事務所HPより)
《「よゐこ」の現在》濱口優は独立後『ノンストップ!』レギュラー終了でYouTubeにシフト…事務所残留の有野晋哉は地上波で新番組スタート
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン