国内

殺人事件あった物件に住む芸人 謎の留守番電話等怪現象語る

 実際の家賃の半額にもなるという「事故物件」。そんな事故物件に実際に住んでいるというお笑い芸人・松原タニシ(33才)がその様子を語る。

 * * *
 ぼくが今住んでいるのは、大阪市内の11階建てマンションの9階です。2DKで家賃は2万6000円。相場の半額で、敷金も礼金もなかった。メチャクチャ安いでしょ?

 不動産業者には最初から「事故物件を探している」と言いました。3件紹介されて、どんな事故物件かと聞くと、「2文字だけしか言えない」と、自殺、病死、 殺人と教えてくれました。そのうち家賃がいちばん安く、交通の便もいい「殺人」の物件に決めました。下見もしましたが、リフォームされていてきれいでしたよ。細かいことはあまり気にしないタイプなので、事件について詳しく聞きませんでした。

 ところが、入居したその夜からいろいろな異変が起きて…。眠っている間に友人から携帯に留守電があって、メッセージを聞くと、ゴボゴボ変な雑音がして聞きづらい。朝になって友人に電話すると、「かけてないよ」と言うんです。同じことが他の知人からもありました。

 しばらくしてマンション近くの定食屋で事件のことを聞くと、息子が母親を殴り、浴室で湯船に顔をつけて殺したのだとか…ゴボゴボいうのはその音だったのか、そう思うと一気に怖くなりました。しばらくはお風呂に入るのをためらいましたね。そういえば、鏡があるはずの場所がセメントで塗り固められているから、事件の時に割れたのかも…。

 また、ふと気になって部屋の畳を剥がすと血痕みたいなモノが見えました。

 他にも、眠っていると女の人のかすかな悲鳴が聞こえてきたりしましたが、人間、怖くても慣れるものですね。別に体も悪くなってないです。住み始めてからもうすぐ1年。更新時期が近づいていますが、次も事故物件を探すつもりです。なにしろ安いですから。

※女性セブン2015年6月25日

関連キーワード

関連記事

トピックス

ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト
生成AIを用いた佳子さまの動画が拡散されている(時事通信フォト)
「佳子さまの水着姿」「佳子さまダンス」…拡散する生成AI“ディープフェイク”に宮内庁は「必要に応じて警察庁を始めとする関係省庁等と対応を行う」
NEWSポストセブン
麻辣湯を中心とした中国発の飲食チェーン『楊國福』で撮影された動画が物議を醸している(HP/Instagramより)
〈まさかスープに入れてないよね、、、〉人気の麻辣湯店『楊國福』で「厨房の床で牛骨叩き割り」動画が拡散、店舗オーナーが語った実情「当日、料理長がいなくて」
NEWSポストセブン
まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
50歳で「アンパンマン」を描き始めたやなせたかし氏(時事通信フォト)
《巨大なアンパンマン経済圏》累計市場規模は約6.6兆円…! スパイダーマンやバットマンより稼ぎ出す背景に「ミュージアム」の存在
NEWSポストセブン
保護者を裏切った森山勇二容疑者
盗撮逮捕教師“リーダー格”森山勇二容疑者在籍の小学校は名古屋市内で有数の「性教育推進校」だった 外部の団体に委託して『思春期セミナー』を開催
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
新宿・歌舞伎町で若者が集う「トー横」
虐待死の事例に「自死」追加で見えてきた“こどもの苛烈な環境” トー横の少女が経験した「父親からの虐待」
NEWSポストセブン
京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”とは(左/YouTubeより、右/時事通信フォト)
《芸舞妓を自宅前までつきまとって動画を回して…》京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”「防犯ブザーを携帯する人も」複数の被害報告
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 万引き逮捕の350勝投手が独占懺悔告白ほか
「週刊ポスト」本日発売! 万引き逮捕の350勝投手が独占懺悔告白ほか
NEWSポストセブン