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2015.06.18 07:00  週刊ポスト

年金機構 正規職員は冷房の効いた部屋で非正規をアゴで使う

 125万件の個人情報を流出させた日本年金機構は、非正規職員の割合が高い。2万2630人のうち、正規職員は1万880人(定員ベース)。一方、非正規職員は1万1750人と、実に半数以上の職員が非正規雇用である。

 非正規が多いから情報流出があったというわけではないが、契約は年度単位が原則で、入れ替わりが激しいだけに、せっかく経験が積めたというのに、雇い止めされるケースも多く現場が混乱しがちなのだ。そんな非正規職員を、日本年金機構は全国のハローワークや人材派遣会社などを通じて募集している。都内のハローワークではこんな求人票が見られた。

 職種の欄には〈社会保険事務(特定業務契約)〉とあり、仕事の内容には〈社会保険に関する各種届出等の受付、審査、入力等に関する業務〉〈年金相談や照会等の処理に関する業務〉〈電話対応・パソコン操作・窓口接客・その他〉などが並ぶ。年金事務所のあらゆる仕事を任されるようだ。ちなみにこの求人では、〈契約更新の可能性なし〉と書いてあった。

 就労時間は8時15分から17時15分。休憩時間60分があるので1日8時間労働で、日給は7800円。時給換算すると975円だ。東京都の最低賃金(時給888円)よりやや高い、という待遇だが、業務内容は正規職員と変わらない。都内の年金事務所で特定業務契約職員として働く30代女性はこう話す。

「年金事務所の窓口にはクレーマーのような人も多く来ます。そんな場合の対応は非正規に任せっきりで、正規職員は窓口に近寄りもしない。

“社会が悪いのに年金なんて払えるか!”などの理不尽なクレーム対応を何時間もやって神経はすり減ってしまいます。電話相談だと、就業時間を過ぎても延々と切ってくれないケースもあります」

 神奈川県の年金事務所の50代非正規職員もこういう。

「(保険料の)徴収業務は非正規のメインの仕事。1日40件をノルマにされるのですが、夏に近づくと辛くなります。居留守を使う人が多いので一向に終わらない。在宅していても罵声を浴びせられることもあります。

 正規職員や厚労省のお役人たちは冷房の効いた部屋で非正規をアゴで使っているだけ。お気楽なものです」

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