グラビア

江戸川乱歩ドラマ 名女優の官能シーンが必ず用意されていた

『五重塔の美女』に出演した片平なぎさ(昭和56年)

 昭和52年から17年間に及んだ人気の2時間ドラマ『江戸川乱歩の美女シリーズ』(テレビ朝日系/全33作)。天知茂らが明智小五郎に扮した昭和の記憶に残るこのドラマには豪華女優陣が出演していた。

 例えば、『五重塔の美女』(昭和56年)に出演したのは、当時『新婚さんいらっしゃい!』の4代目アシスタントだった片平なぎさ。本作では殺人事件の容疑者として追われる看護師役で、白衣姿が初々しくも色気がかぐわしい。

『黒真珠の美女』(昭和60年)には、同作放送の2年前、『連想ゲーム』で共演した大和田獏と結婚した岡江久美子が出演。殺人事件に巻き込まれる美人画商を演じた。28歳の新妻の和服姿がまぶしい。

『桜の国の美女』(昭和55年)に出演したのは、カネボウのCMでデビューしブレイクした古手川祐子。同作のヒロインにシリーズ最年少の20歳で出演、明智小五郎の敵役・黄金仮面に狙われる深窓の令嬢を演じた。

 このシリーズは、土曜21時からという放送時間にもかかわらず、リアルな殺害シーンや、入浴や男女の情事などの官能的な場面を必ず用意。由美かおるが濃厚なキスシーンを演じたほか、叶和貴子も大胆に裸体を披露した。

 何かと規制が多く、視聴率も振るわない昨今のテレビドラマ。それだけに昭和の女優たちが魂を込めて挑んだ名作がまぶしい。

■『江戸川乱歩の美女シリーズ Blu-ray BOX』発売中(天知茂主演の25作を収録)発売・販売元:キングレコード 価格:4万6000円+税 (c)松竹株式会社

※週刊ポスト2015年7月10日号

関連記事

トピックス

初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
芸能活動を再開することがわかった新井浩文(時事通信フォト)
「ウチも性格上ぱぁ~っと言いたいタイプ」俳優・新井浩文が激ヤセ乗り越えて“1日限定”の舞台復帰を選んだ背景
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
小説「ロリータ」からの引用か(Aでメイン、民主党資料より)
《女性たちの胸元、足、腰に書き込まれた文字の不気味…》10代少女らが被害を受けた闇深い人身売買事件で写真公開 米・心理学者が分析する“嫌悪される理由”とは
NEWSポストセブン
ラオスを訪問された愛子さま(写真/共同通信社)
《「水光肌メイク」に絶賛の声》愛子さま「内側から発光しているようなツヤ感」の美肌の秘密 美容関係者は「清潔感・品格・フレッシュさの三拍子がそろった理想の皇族メイク」と分析
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン