国際情報

放漫生活つづけたギリシャ ロシアや中国が助けてくれるのか

 ギリシャが大揺れだ。どういう形に収まるにせよ、国民の暮らしが一段と厳しくなるのは避けられない。

 それは自分たちが野放図な放漫生活を続けてきたツケなのだ。だからギリシャ国民には冷たいようだが、ギリシャの苦境は「市場規律の勝利」と評価できる。

 ギリシャの側に立って、どう対応するか考えてみよう。金欠である以上、どこからかマネーを引っ張ってこなければ、危機から脱出できない。それはどこか。

 国際通貨基金(IMF)は拒否した。残るは欧州連合(EU)と欧州中央銀行(ECB)が頼りだ。欧州側は年金削減や増税、政府のリストラなどを突きつけている。本稿執筆時点で国民投票の結果はわからないが、欧州側の提案を拒否する勢力が優勢だ。

 他にもカネを出してくれそうなところがないわけでもない。まずロシア。ツィプラス首相は何度も訪ロして、プーチン大統領と会談してきた。いざとなれば「助けてくれ」という思惑からだ。

 ロシアは助けられるものなら助けたいだろう。いま恩を売ってやれば、ギリシャが欧州を離れてロシアの勢力圏に入る可能性も出てくる。

 だが、いまのロシアにそんな余裕はない。日米欧の経済制裁で苦しいうえに、クリミア半島をテコ入れしなければならないからだ。それでも支援するならルーブルを渡す以外にないが、ギリシャは受け取った瞬間にユーロに交換する。そこでルーブルが下落する。つまりロシアは自分で自分の首を絞めてしまう。

トピックス

違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
【20歳の女子大生を15時間300万円で…】男1人に美女が複数…「レーサム」元会長の“薬漬けパーティ”の実態 ラグジュアリーホテルに呼び出され「裸になれ」 〈田中剛、奥本美穂両容疑者に続き3人目逮捕〉
NEWSポストセブン
前田亜季と2歳年上の姉・前田愛
《日曜劇場『キャスター』出演》不惑を迎える“元チャイドル”前田亜季が姉・前田愛と「会う度にケンカ」の不仲だった過去
NEWSポストセブン
timelesz加入後、爆発的な人気を誇る寺西拓人
「ミュージカルの王子様なのです」timelesz・寺西拓人の魅力とこれまでの歩み 山田美保子さんが“追い続けた12年”を振り返る
女性セブン
不倫報道の渦中にいる永野芽郁
《私が撮られてしまい…》永野芽郁がドラマ『キャスター』打ち上げで“自虐スピーチ”、自ら会場を和ませる一幕も【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン
(SNSより)
「誰かが私を殺そうとしているかも…」SNS配信中に女性インフルエンサー撃たれる、性別を理由に殺害する“フェミサイド事件”か【メキシコ・ライバー殺害事件】
NEWSポストセブン
電撃引退を発表した西内まりや(時事通信)
電撃引退の西内まりや、直前の「地上波復帰CMオファー」も断っていた…「身内のトラブル」で身を引いた「強烈な覚悟」
NEWSポストセブン
女性2人組によるYouTubeチャンネル「びっちちゃん。」
《2人組YouTuber「びっちちゃん。」インタビュー》経験人数800人超え&100人超えでも“病まない”ワケ「依存心がないのって、たぶん自分のことが好きだから」
NEWSポストセブン
悠仁さまの大学進学で複雑な心境の紀子さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、大学進学で変化する“親子の距離” 秋篠宮ご夫妻は筑波大学入学式を欠席、「9月の成年式を節目に子離れしなくては…」紀子さまは複雑な心境か
女性セブン
現在は5人がそれぞれの道を歩んでいる(撮影/小澤正朗)
《再集結で再注目》CHA-CHAが男性アイドル史に残した“もうひとつの伝説”「お笑いができるアイドル」の先駆者だった
NEWSポストセブン
電撃の芸能界引退を発表した西内まりや(時事通信)
《西内まりやが電撃引退》身内にトラブルが発覚…モデルを務める姉のSNSに“不穏な異変”「一緒に映っている写真が…」
NEWSポストセブン
入院された上皇さまの付き添いをする美智子さま(2024年3月、長野県軽井沢町。撮影/JMPA)
美智子さま、入院された上皇さまのために連日300分近い長時間の付き添い 並大抵ではない“支える”という一念、雅子さまへと受け継がれる“一途な愛”
女性セブン
交際が伝えられていた元乃木坂46・白石麻衣(32)とtimelesz・菊池風磨(30)
《“結婚は5年封印”受け入れる献身》白石麻衣、菊池風磨の自宅マンションに「黒ずくめ変装」の通い愛、「子供好き」な本人が胸に秘めた思い
NEWSポストセブン