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便秘やストレスはがんの原因になるものか? 専門医が解説

 日本の女性の14人に1人が検診で見つかっているというのが大腸がん。死亡率も格段に高い。そんな大腸がんだが、便秘が原因となっているとの説もあるが、実際にはどうなのだろうか。

 40~69才までの男女約6万人を対象に、厚生労働省研究班が『便通、便の状態と大腸がん罹患の関連』(1993~2002年までの7年間調査し2006年に発表)の大規模疫学調査を実施した。

 その中で排便回数を、「毎日2回以上」「毎日1回」「週に2~3回」のグループに分けてがんにかかる割合を比較した結果、「毎日2回以上」の人と、「週に2~3回」の人では大腸がん発症リスクに差はなかった。秋津医院院長で著書に『がんにならないのはどっち?』(あさ出版)などを持つ秋津壽男さんはこう説明する。

「便秘だから大腸がんになるわけではありません。ただ便秘が長引くと腸内環境が悪化して免疫低下につながり、結果、大腸がんを誘発することも。食物繊維を豊富に摂るなど生活習慣の改善を心がけるとともに、長びくようなら病院へ」

 部位別のがん死亡率では、男女ともに2位なのが「胃がん」。ストレスで胃痛を起こし、「このままでは胃がんになってしまうかも…」と不安になることもあるが、ストレスで胃がんになることはホントにあるのだろうか?

「ストレスは個人差があるので、がんとの関連性を裏づける研究結果はありません。ただし、胃潰瘍はストレスからくることもあり、これを繰り返すことで胃の粘膜が傷つけられ、胃がんを起こしてしまう可能性も否定はできません」(秋津さん)

 ストレスは溜めないに越したことはないようだ。

※女性セブン2015年7月30日・8月6日号

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