スポーツ

イチローの“ツンデレぶり”話題になったオリジナルTシャツ

「じぇったいTシャツ」レアバージョン姿のイチロー

 41歳にして今なお活躍を続け、近い将来の野球殿堂入りが確実視されるイチロー選手。日米で「安打製造機」と称され、「魔法使い(Wizard)」とも呼ばれるほどの実力・実績に加え、スタイリッシュな振る舞いは、多くのファンを魅了してきた。かつてはクールでストイックな面ばかりが印象的なイチローだったが、最近は彼の愛すべきキャラクターが話題になることも増えている。

 今年5月、電撃解任された前監督の後を受けたジェニングス新監督に、マーリンズのロゴの入ったチェックのネクタイを首にかけたり、オールスター投票中の今年6月には、胸に日本語で「スタントン&ゴードンに投票よろしく!!」との文字が書かれたTシャツをチームメイトたちが着ている中、1人だけ「VOTE FOR ME(僕に投票して)」とプリントされたものを着て爆笑を誘ったりと、周囲をほっこりさせるエピソードを提供している。

 そしてTシャツといえば今年の春、大いに話題になったのが、イチローが着用した「じぇったいTシャツ」だ。これは今年2月、イチローがキャンプ地に到着した際に着ていたもので、そのデザインは、白地にカジキ(マーリンズの「マーリン」=カジキ)の被り物を被ったイチローらしき人物が描かれているというもの。そして“吹き出し”には「おうえんしてくださいなんて~ いわないよ じぇったい~」と記されていた。

 ちなみに「おうえんして…」というセリフについて、簡単に紹介しておこう。今季、ヤンキースからマーリンズに移籍したイチローは、1月に行なわれた記者会見でファンへのメッセージを求められ、「これからも応援よろしくお願いします……とは僕は絶対に言いません」と発言。そのイチローらしい哲学的な物言いに、ファンからは「さすがイチロー」と感嘆の声も漏れたが、一部からは批判的な声もあがった。

 ところがその発言からわずか1か月後、イチローは自らの発言をジョークTシャツ化し、しかも背中には「応援よろしくお願いします」と書かれていたことから注目を集め、「かわいい」「どこで売ってるの?」と大盛り上がり。上述の哲学的な発言をあっさりジョークにし、「応援よろしく」と述べる姿の“ツンデレぶり”に、ファンからは歓声があがった。

 実は、このTシャツはイチローのために作られたオリジナルで、入手する方法がなかったのだが、なんと!「ユンケル」のCM出演などを通じて、イチローを応援し続けて今年で14年目の佐藤製薬が、この「じぇったいTシャツ」をプレゼントするという。“あのイチローがこんなお茶目なことを!”と、ギャップ萌え効果も絶大だったじぇったいTシャツが合計700名に当たる、『ユンケル じぇったいTシャツ』キャンペーンをスタートさせたのだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の打ち上げに参加したベッキー
《ザックリ背面ジッパーつきドレス着用》ベッキー、大河ドラマの打ち上げに際立つ服装で参加して関係者と話し込む「充実した日々」
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
雅子さまが三重県をご訪問(共同通信社)
《お洒落とは》フェラガモ歴30年の雅子さま、三重県ご訪問でお持ちの愛用バッグに込められた“美学” 愛子さまにも受け継がれる「サステナブルの心」
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
一般女性との不倫が報じられた中村芝翫
《芝翫と愛人の半同棲にモヤモヤ》中村橋之助、婚約発表のウラで周囲に相談していた「父の不倫状況」…関係者が明かした「現在」とは
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《噂のパートナーNiki》この1年で変化していた山本由伸との“関係性”「今年は球場で彼女の姿を見なかった」プライバシー警戒を強めるきっかけになった出来事
NEWSポストセブン
マレーシアのマルチタレント「Namewee(ネームウィー)」(時事通信フォト)
人気ラッパー・ネームウィーが“ナースの女神”殺人事件関与疑惑で当局が拘束、過去には日本人セクシー女優との過激MVも制作《エクスタシー所持で逮捕も》
NEWSポストセブン
デコピンを抱えて試合を観戦する真美子さん(時事通信フォト)
《真美子さんが“晴れ舞台”に選んだハイブラワンピ》大谷翔平、MVP受賞を見届けた“TPOわきまえファッション”【デコピンコーデが話題】
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組・司忍組長2月引退》“竹内七代目”誕生の分岐点は「司組長の誕生日」か 抗争終結宣言後も飛び交う「情報戦」 
NEWSポストセブン
活動を再開する河下楽
《独占告白》元関西ジュニア・河下楽、アルバイト掛け持ち生活のなか活動再開へ…退所きっかけとなった騒動については「本当に申し訳ないです」
NEWSポストセブン
ハワイ別荘の裁判が長期化している
《MVP受賞のウラで》大谷翔平、ハワイ別荘泥沼訴訟は長期化か…“真美子さんの誕生日直前に審問”が決定、大谷側は「カウンター訴訟」可能性を明記
NEWSポストセブン
11月1日、学習院大学の学園祭に足を運ばれた愛子さま(時事通信フォト)
《ひっきりなしにイケメンたちが》愛子さま、スマホとパンフを手にテンション爆アゲ…母校の学祭で“メンズアイドル”のパフォーマンスをご観覧
NEWSポストセブン