ビジネス

トラベルプリペイドカード 海外での両替問題を解決できお得

 海外での両替はなにかと面倒だが、そんな手間を解決してくれるカードがあるという。クレジットカードや電子マネー関係の著書を多数持つ、消費生活評論家の岩田昭男さんが解説する。

 * * *
 海外旅行に現金をたくさん持って行くのは「危険」だとよくいわれます。だからといって、クレジットカードさえあれば安心というわけでもありません。

 海外では、日本と違ってチップが必要になる国が多くありますし、タクシーを使う際など距離によっては現金で払った方が喜ばれる場合もあります。スムーズで快適な旅にするために、1万~2万円は現地通貨に換えておきたいところです。

 しかし、現地で「両替」しようとすると、両替できる場所がわからなかったり、両替のレートが高くて損をしたような気分になったりします。場所によっては、手数料が10%以上という場合もあるので、注意が必要です。

 最近では、クレジットカードのキャッシング機能を使って現地通貨を引き出す人が増えていますが、キャッシングに抵抗のある人や、キャッシング枠を持っていない人も少なくありません。

 そうした問題を解決してくれるのが、トラベルプリペイドカードです。事前にカードに日本円をチャージしておけば、現地に着いてからATMを使って現地通貨を引き出せるという利点があります。クレジットカードと比べると、あらかじめ決めておいた金額だけチャージしておくことで使いすぎを防止できるのもうれしいところです。

 現在、トラベルプリペイドカードには、「NEO MONEY」(クレディセゾン)をはじめ、「Money T Global」(JTB)、「Visa Travel Money Gonna’」(ジャックス)、「マルチカレンシーキャッシュパスポート」(トラベレックスジャパン)などがあります。

 この中でおすすめなのは、即日発行が可能な、クレディセゾン発行のNEO MONEYです。13才以上なら誰でも申し込むことができ、年会費・発行手数料は無料。世界各国で幅広く使えるVisaブランドと、アジアでの旅行に重宝する銀聯ブランドが発行されています(銀聯とは中国発の国際ブランドで、中国本土をはじめ香港、マカオ、台湾、韓国、ハワイなどで使えます)。

 出発まで時間がない時も、対象のセゾンカウンターに行けば、簡単な手続きだけでその日のうちにカードを手にすることができるので、急な海外出張の多いビジネスパーソンにもおすすめです(※即日発行対象カード、対象カウンターはホームページをご確認ください)。Web申し込みの場合は、3営業日で発行されるので、この夏予定している海外旅行にも便利です。

 チャージは銀行振込のほか、全国のセブン-イレブンに設置されているセブン銀行ATMや、セゾンATMからも気軽にチャージできます(※銀聯ブランドはセゾンATMでチャージ不可)。

 あらかじめ委任状を提出しておけば、家族による振込チャージが可能なので、留学するかたにも安心です。

 さらに、このカードは現金引き出しだけでなく、200以上の国に3800万あるVisa加盟店や、中国1200万の銀聯加盟店での買い物にも、プリペイドカードとして利用できるのです。

※女性セブン2015年8月13日号

トピックス

靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン
俳優の仲代達矢さん
【追悼】仲代達矢さんが明かしていた“最大のライバル”の存在 「人の10倍努力」して演劇に人生を捧げた名優の肉声
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト
公金還流疑惑がさらに発覚(藤田文武・日本維新の会共同代表/時事通信フォト)
《新たな公金還流疑惑》「維新の会」大阪市議のデザイン会社に藤田文武・共同代表ら議員が総額984万円発注 藤田氏側は「適法だが今後は発注しない」と回答
週刊ポスト
“反日暴言ネット投稿”で注目を集める中国駐大阪総領事
「汚い首は斬ってやる」発言の中国総領事のSNS暴言癖 かつては民主化運動にも参加したリベラル派が40代でタカ派の戦狼外交官に転向 “柔軟な外交官”の評判も
週刊ポスト
超音波スカルプケアデバイスの「ソノリプロ」。強気の「90日間返金保証」の秘密とは──
超音波スカルプケアデバイス「ソノリプロ」開発者が明かす強気の「90日間全額返金保証」をつけられる理由とは《頭皮の気になる部分をケア》
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
初代優勝者がつくったカクテル『鳳鳴(ほうめい)』。SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」(右)をベースに日本の春を象徴する桜を使用したリキュール「KANADE〈奏〉桜」などが使われている
《“バーテンダーNo.1”が決まる》『サントリー ザ・バーテンダーアワード2025』に込められた未来へ続く「洋酒文化伝承」にかける思い
NEWSポストセブン