ビジネス

大阪のレストランの看板ブタ オーナーが用意した個室で出迎え

アメカジレストランで話題の看板豚「スリー」

 この夏、大阪・南船場界隈であるレストランが話題になった。アメリカンカジュアルな店構えに心ひかれて2階への階段をあがっていくと…なんと、体重80kgのミニブタ、スリーちゃんが、お出迎えしてくれるのだ。

「いらっしゃいませ! 当店は『食へのこだわり』と『ユニークなお店づくり』がコンセプト。ま、ボクがいることが最大の“ユニーク”でしょうね(笑い)」

 現在3才のスリーくん、これまでも福島区郊外のレストランで看板豚を務めてきたので、接客は慣れたもの。キュートなお尻を振りながら席に案内してくれる。

「新しいお店に移ってなにが嬉しいって、ボク専用のお部屋ができたこと! 2階にはエレベーターに乗ってあがるんだよ」

 子ブタ時代は自由にお店の中を歩き回って、お客さんが足元に落としたパンなどをもらっていたスリーくん。しかし体が大きくなるにつれて問題が出てきた。

「ついつい、テーブルの上のご馳走が欲しくなっちゃうんだよね~。それに、力も強くなってきたから、うっかり飛びついてお客さまにケガでもさせたら大変!ってことで、オーナーが個室を用意してくれたんだ」

 オーナーご夫婦を「パパ、ママ」と慕い、オフタイムには甘えん坊の息子に戻るスリーくん。慣れない都会暮らしも、家族3人一緒なら楽しいよね!

 人なつこくて、きれい好き、頭もいいミニブタは最近ペットとしても大人気。

 しかしミニブタという種類はなく、小柄なブタ(100kg以下)をミニブタと呼ぶ。

【プロフィール】
◆名前:スリー ♂
◆年齢:3歳
◆種類:ブタ(ミニブタ)
◆勤務先: California Diner HENRY
◆職種:営業・接客業
◆主な仕事内容: 「ブタがいるレストラン」として、HENRYが注目を浴び、お客さまがたくさん来てくださるようにすること。
◆お給料: 野菜、玄米、ときどきパン!
◆好きなこと : 食べること。パパやママのお膝にアゴを乗せて甘えること。
◆嫌いなこと :階段の上り下りが怖い。お風呂に入るとき最初にかけられるシャワーが苦手。
◆現在の悩み: 引っ越しをしたばかりで、まだ大好きな土遊びができる公園が見つからないこと。
◆将来の夢:いつか、自然が豊かな場所で一軒家レストランかペンションをやりたい!

※女性セブン2015年10月1日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

前回は歓喜の中心にいた3人だが…
《2026年WBCで連覇を目指す侍ジャパン》山本由伸も佐々木朗希も大谷翔平も投げられない? 激闘を制したドジャースの日本人トリオに立ちはだかるいくつもの壁
週刊ポスト
高市早苗首相(時事通信フォト)
高市早苗首相、16年前にフジテレビで披露したX JAPAN『Rusty Nail』の“完全になりきっていた”絶賛パフォーマンスの一方「後悔を感じている」か
女性セブン
2025年九州場所
《デヴィ夫人はマス席だったが…》九州場所の向正面に「溜席の着物美人」が姿を見せる 四股名入りの「ジェラートピケ浴衣地ワンピース女性」も登場 チケット不足のなか15日間の観戦をどう続けるかが注目
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
「『あまり外に出られない。ごめんね』と…」”普通の主婦”だった安福久美子容疑者の「26年間の隠伏での変化」、知人は「普段どおりの生活が“透明人間”になる手段だったのか…」《名古屋主婦殺人》
NEWSポストセブン
「第44回全国豊かな海づくり大会」に出席された(2025年11月9日、撮影/JMPA)
《海づくり大会ご出席》皇后雅子さま、毎年恒例の“海”コーデ 今年はエメラルドブルーのセットアップをお召しに 白が爽やかさを演出し、装飾のブレードでメリハリをつける
NEWSポストセブン
昨年8月末にフジテレビを退社した元アナウンサーの渡邊渚さん
「今この瞬間を感じる」──PTSDを乗り越えた渡邊渚さんが綴る「ひたむきに刺し子」の効果
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《中村橋之助が婚約発表》三田寛子が元乃木坂46・能條愛未に伝えた「安心しなさい」の意味…夫・芝翫の不倫報道でも揺るがなかった“家族としての思い”
NEWSポストセブン
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
「秋らしいブラウンコーデも素敵」皇后雅子さま、ワントーンコーデに取り入れたのは30年以上ご愛用の「フェラガモのバッグ」
NEWSポストセブン
八田容疑者の祖母がNEWSポストセブンの取材に応じた(『大分県別府市大学生死亡ひき逃げ事件早期解決を願う会』公式Xより)
《別府・ひき逃げ殺人》大分県警が八田與一容疑者を「海底ゴミ引き揚げ」 で“徹底捜査”か、漁港関係者が話す”手がかり発見の可能性”「過去に骨が見つかったのは1回」
愛子さま(撮影/JMPA)
愛子さま、母校の学園祭に“秋の休日スタイル”で参加 出店でカリカリチーズ棒を購入、ラップバトルもご観覧 リラックスされたご様子でリフレッシュタイムを満喫 
女性セブン
悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、筑波大学の学園祭を満喫 ご学友と会場を回り、写真撮影の依頼にも快く応対 深い時間までファミレスでおしゃべりに興じ、自転車で颯爽と帰宅 
女性セブン
クマによる被害が相次いでいる(getty images/「クマダス」より)
「胃の内容物の多くは人肉だった」「(遺体に)餌として喰われた痕跡が確認」十和利山熊襲撃事件、人間の味を覚えた“複数”のツキノワグマが起こした惨劇《本州最悪の被害》
NEWSポストセブン